空の手のひら 歌詞 國府田マリ子 ふりがな付

それでも時ときは流ながれる
あらゆる痛いたみとともに
愛あいする微笑ほほえみたちに
いだかれてゆく季節きせつ

さみしさ埋うめるものは
たやすく見みつけられない
時間じかんの魔法まほうの中なかで
満みたされる日ひを待まとう

ささやかな日常にちじょうの
重おもさに気きづく 黄昏たそがれ
命いのちは短みじかいけど
深ふかく愛あいを受うけ継つげる

緑みどりは今日きょうも光ひかりを放はなち
風かぜなら甘あまくそよいで
りりしい瞳ひとみだけが
あしたを 運はこんでくる

透明とうめいな胸むねの奥おくで
涙なみだは生うまれるけれど
いつしか その傷きずさえも
忘わすれる薬くすりになる

繰くり返かえす あやまちも
今いまなら きっと闇やみに合あう
命いのちは短みじかいけど
輝かがやくこと 知しってる

それでも遠とおく雲くもは流ながれる
何なにかが待まっているから
さよなら やさしい記憶きおく
そっと空そらの手てのひらに
高たかい空そらの手てのひらに 戻もどれ