よみ:あいことば
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「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ないのだから」と
抉えぐるように棘とげを深々ふかぶかと突つき刺さして囁ささやいた
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて溺おぼれた目めが
何処どこを見みているのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
言いい厭あきた言葉ことばは腐くさり落おちて
君きみの胸むねに染しみを作つくり上あげた
それが鎖くさりだとは知しらないまま
傷きずの上書うわがきをしている。
「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ないのだから」と
抉えぐるように棘とげを深々ふかぶかと突つき刺さして囁ささやいた
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて溺おぼれた目めが
何処どこを見みているのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
聴きき厭あきた言葉ことばは錆さびて朽くちて
僕ぼくの胸むねに穴あなを作つくり上あげた
それが空むなしさだと知しらないまま
傷きずに嘘うそを重かさね塗ぬる。
「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ないのだから」と
甘あまく擦こすれた鞭むちをしならせるように低ひくく囁ささやく
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて柔やわい声こえが
何処どこに流ながれたのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
互たがいの心こころを鍵かぎのような言葉ことばで縫ぬいつけてしまえば
別わかれが来きても醒さめることは無ない
「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ない」なんて言葉ことばの錘つむを
君きみに落おとして、もっと奥おくへ沈しずめてしまおう。
同おなじ言葉ことばを交かわし合あいながら
一ひとつになれる事ことを願ねがった。
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて合言葉あいことばが
何処どこへ沈しずんだのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
一ひとつになるはずだった合言葉あいことばは
誰だれも見みつけられない厭あいた言葉ことば。
抉えぐるように棘とげを深々ふかぶかと突つき刺さして囁ささやいた
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて溺おぼれた目めが
何処どこを見みているのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
言いい厭あきた言葉ことばは腐くさり落おちて
君きみの胸むねに染しみを作つくり上あげた
それが鎖くさりだとは知しらないまま
傷きずの上書うわがきをしている。
「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ないのだから」と
抉えぐるように棘とげを深々ふかぶかと突つき刺さして囁ささやいた
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて溺おぼれた目めが
何処どこを見みているのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
聴きき厭あきた言葉ことばは錆さびて朽くちて
僕ぼくの胸むねに穴あなを作つくり上あげた
それが空むなしさだと知しらないまま
傷きずに嘘うそを重かさね塗ぬる。
「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ないのだから」と
甘あまく擦こすれた鞭むちをしならせるように低ひくく囁ささやく
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて柔やわい声こえが
何処どこに流ながれたのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
互たがいの心こころを鍵かぎのような言葉ことばで縫ぬいつけてしまえば
別わかれが来きても醒さめることは無ない
「僕ぼくは君きみの夢ゆめでは無ない」なんて言葉ことばの錘つむを
君きみに落おとして、もっと奥おくへ沈しずめてしまおう。
同おなじ言葉ことばを交かわし合あいながら
一ひとつになれる事ことを願ねがった。
「私わたしも貴方あなたの夢ゆめでは無ないわ」なんて合言葉あいことばが
何処どこへ沈しずんだのか、僕ぼく以外いがい知しらなくていい。
一ひとつになるはずだった合言葉あいことばは
誰だれも見みつけられない厭あいた言葉ことば。