待まっても帰かえらない あんたは何処どこにいる
逢あったら言いいたいよ 恨うらみ言ごとのひとつも
駅えきへ三里さんりの 村むらを出でるとき
一年いちねん経たったら帰かえって来くると
誓ちかったあんたの約束やくそくは 嘘うそだった
リンゴ噛かみ噛かみ あんたは打うち明あけた
「おらはお前まえを離はなしはしない」
やさしく抱だき寄よせた
汽笛きてきが轟とどろいて 芋煮いもにの汽車きしゃが行ゆく
高瀬たかせの紅花べにばなが 散ちっても来こないあんたは
馬鹿ばかな女おんなと 思おもうでしょうが
私わたしにゃ一生いっしょう一度いちどの恋こいよ
消けさずに燃もやしていたいのさ 恋こいの火ひを
ひと目め逢あいたいよ 面白おもしろ山やまの上うえ
遠とおくを見みていたら なぜか胸むねが切せつない
野面のづらチラチラと 浮うかんで泣なける
涙なみだがぽろぽろ流ながれて落おちる
面白おもしろ山やまの滝たきの水みず なみだ水みず
待maってもttemo帰kaeらないranai あんたはantaha何処dokoにいるniiru
逢aったらttara言iいたいよitaiyo 恨uraみmi言gotoのひとつもnohitotsumo
駅ekiへhe三里sanriのno 村muraをwo出deるときrutoki
一年ichinen経taったらttara帰kaeってtte来kuるとruto
誓chikaったあんたのttaantano約束yakusokuはha 嘘usoだったdatta
リンゴringo噛kaみmi噛kaみmi あんたはantaha打uちchi明aけたketa
「おらはおorahao前maeをwo離hanaしはしないshihashinai」
やさしくyasashiku抱daきki寄yoせたseta
汽笛kitekiがga轟todoroいてite 芋煮imoniのno汽車kisyaがga行yuくku
高瀬takaseのno紅花benibanaがga 散chiってもttemo来koないあんたはnaiantaha
馬鹿bakaなna女onnaとto 思omoうでしょうがudesyouga
私watashiにゃnya一生issyou一度ichidoのno恋koiよyo
消keさずにsazuni燃moやしていたいのさyashiteitainosa 恋koiのno火hiをwo
ひとhito目me逢aいたいよitaiyo 面白omoshiro山yamaのno上ue
遠tooくをkuwo見miていたらteitara なぜかnazeka胸muneがga切setsuないnai
野面noduraチラチラchirachiraとto 浮uかんでkande泣naけるkeru
涙namidaがぽろぽろgaporoporo流nagaれてrete落oちるchiru
面白omoshiro山yamaのno滝takiのno水mizu なみだnamida水mizu