風かぜの町まち 旅たびのつれづれ 灯あかりが点ともりゃ
半端はんぱがらすの おいらの胸むねに
じんと泌しみるよ 湯ゆの煙けむり
流ながれて他国たこくの 仮かりの宿やど 今日きょうもまた
街道かいどうすずめよ ねぐらはあるか
早はやくお帰かえり ああ日ひが暮くれる
旅たびの空そら 人ひとの情なさけと 浮うき雲ぐもは
風かぜの吹ふくまま 東ひがしへ西にしへ
旅たびでござんす この俺おれも
茜あかねの山々やまやま 鳴ないて飛とぶ 夫婦めおとどり
やくざな俺おれにも 昔むかしはいたよ
胸むねにすがって ああ泣ないた奴やつ
北きたへ行いく 夜行列車やこうれっしゃの 哭なき笛ぶえが
遠とおい故郷こきょうの 想おもい出でゆすりゃ
旅たびの酒さけさえ 苦にがくなる
達者たっしゃでいてくれ おふくろよ おふくろよ
はぐれて三年さんねん ちぎれて二年にねん
今いまはどうして ああいるだろか
風kazeのno町machi 旅tabiのつれづれnotsuredure 灯akariがga点tomoりゃrya
半端hanpaがらすのgarasuno おいらのoirano胸muneにni
じんとjinto泌shiみるよmiruyo 湯yuのno煙kemuりri
流nagaれてrete他国takokuのno 仮kariのno宿yado 今日kyouもまたmomata
街道kaidouすずめよsuzumeyo ねぐらはあるかnegurahaaruka
早hayaくおkuo帰kaeりri ああaa日hiがga暮kuれるreru
旅tabiのno空sora 人hitoのno情nasaけとketo 浮uきki雲gumoはha
風kazeのno吹fuくままkumama 東higashiへhe西nishiへhe
旅tabiでござんすdegozansu このkono俺oreもmo
茜akaneのno山々yamayama 鳴naいてite飛toぶbu 夫婦meotoどりdori
やくざなyakuzana俺oreにもnimo 昔mukashiはいたよhaitayo
胸muneにすがってnisugatte ああaa泣naいたita奴yatsu
北kitaへhe行iくku 夜行列車yakouressyaのno 哭naきki笛bueがga
遠tooいi故郷kokyouのno 想omoいi出deゆすりゃyusurya
旅tabiのno酒sakeさえsae 苦nigaくなるkunaru
達者tassyaでいてくれdeitekure おふくろよofukuroyo おふくろよofukuroyo
はぐれてhagurete三年sannen ちぎれてchigirete二年ninen
今imaはどうしてhadoushite ああいるだろかaairudaroka