希望の痛み 歌詞 THE FOREVER YOUNG ふりがな付

そして一ひとつ願ねがいは消きえた
どうも上手うまくいかないみたいだ
古ふるいアルバム開ひらいてみたら
子供こどもの俺おれが唇くちびる噛かんでた

そして一ひとつ願ねがいは消きえた
どうも上手うまくいかないみたいだ
それが「生いきてる」という事ことならば
それさえ喜よろこびに書かき換かえてしまってる

後悔こうかいはずっと石いしコロのように 蹴飛けとばしては躓つまずいた
喜よろこびはいつも 流ながれ星ぼしのように 光ひかってはすぐ消きえる

この鼓動こどうの鳴なる数かずは段々だんだん減へってゆくのに
気付きづけば、欲ほしくなかった、貰もらいたくなかった、望のぞまなかった
年としだけをくってく

そしてまた一ひとつ願ねがいは消きえた
どうも全まったく上手うまくいかないみたいだ
久ひさし振ぶりに通とおった近所きんじょの公演こうえんの
あの子こと座すわったベンチはもうなかったんだ

そしてまた一ひとつ願ねがいは消きえた
どうも全まったく上手うまくいかないみたいだ
それが「生いきてる」って事ことならば
その意味いみを俺おれに教おしえてくれ

自分じぶんに嘘うそをついて その罪つみの意識いしきも薄うすれて
「ホントにこれでいいのか?」って自問自答じもんじとうを繰くり返かえして
孤独こどくと今いまでは妙みょうな連帯感れんたいかんが生うまれて
友達ともだちなんかじゃねーから俺おれの今いまを襲おそう
当あたり前まえに過すぎてく この他人たにんのような日常にちじょう
俺おれも走はしってるはずが追おい越こされて手ても振ふらず消きえてゆく
当あたり前まえの日常にちじょうなんてずっと嫌きらってはずなのに
今いまはそれに頼たよってる 今いまはそれを望のぞんでる

本当ほんとうは笑わらいたい 本当ほんとうはずっと唄うたってたい
親孝行おやこうこうまともにして
あの子こともきっと結むすばれたい
本当ほんとうは生いきていたい

葛藤かっとうをポケットに隠かくして
いつかの帰路きろに着つく
月つきをも掴つかめると思おもってた
あの頃ころの俺おれがそこで待まってる

声こえよ届とどいてくれ 声こえよ響ひびいてくれ
そしてまた一ひとつ願ねがいが消きえるのなら
俺おれにはマジでこれしかねぇから
この声こえよ届とどけ 永久えいきゅうに