それでも 歌詞 vivid undress ふりがな付

都会とかいの喧噪けんそうの中なかにいた 一人ひとりの私わたしの歌うた
誰だれかに届とどくように なんて 思おもいごとかき消けされる

すれ違ちがう人ひとの多おおさと 知しらない人ひとの多おおさに
私わたしがいなくたって 誰だれも困こまらないんだと知しった

それでも
行いきたくて行いきたくて あの場所ばしょへ
夢ゆめを見みたあの頃ころを
守まもりたくて 信しんじたくて…

自分じぶんを騙だます事ことでしか 自分じぶんになれないという
何なにもない私わたしだから 何なににでもなれるんだ

嫌きらった世界せかいなら 嫌きらわれて構かまわない
大切たいせつなことだけは
お願ねがいします
好すきでいさせて

刹那せつな 雑踏ざっとう 降ふり続つづく雨あめ
見みえないものを 見みていた昨日きのう
忘わすれかけていた 初はじめての気持きもち

名前なまえ変かえても 何処どこ行いっても
嘘うそついて本音ほんねを隠かくしても
私わたしは私わたしで誰だれにもなれやしない

逃にげも隠かくれも出来できない過去かこを
変かえたくて髪かみを短みじかくした
残酷ざんこくなほど青あおい空そらに
見透みすかされている気きがした

苦くるしくて 辞やめたくて
自殺じさつ志願者しがんしゃの列れつに並ならんだりして
笑わらっちゃうね 情なさけないほど
世界せかいを嫌きらった

それでも
生いきたくて 生いきたくて この場所ばしょで
夢ゆめを見みたあの頃ころを
守まもりたくて 信しんじたくて
認みとめたくて 好すきでいたくて