こうじの八木節 歌詞 にしきこうじ ふりがな付

樽たるを…
樽たるを叩たたけば 飛とんでくる
まいどお馴染なじみ お祭まつりトンボ
ここにおいでの 皆々様みなみなさまよ
一期一会いちごいちえも 何なにかのご縁えん
しばし暴あばれる 一匹いっぴきは
にしきこうじと申もうします

ハァ～ ちょいと出でました 三角みょうか野郎やろうが
四角四面しかくしめんの 櫓やぐらの上うえで
歌うたいまするは 恐おおそれながら
言いわずと知しれた 八木やぎ節たかしなれども
浪花なにわ育そだちの でしゃばり野郎やろがと
腹はらも立たちましょ お許ゆるしなされ
まずは陽気ようきに 祭まつりだ祭まつりだオーイサネ

淀よどの…
淀よどの川面かわもを スイスイと
吹田すいた生うまれの 極楽ごくらくトンボ
うわさ雀すずめが こぞって言いうにゃ
のどから生うまれた のど太郎たろうとは
御免ごめんなすって わしの事こと
どうぞよろしく 願ねがいます

ハァ～ 男おとこ度胸どきょうの 国定くにさだ忠治ちゅうじは
がきの頃ころから 憧あこがれまする
わしもなりたや 恐おそれながら
赤城あかぎおろしに くるりと見栄みえきりゃ
猫ねこも杓子しゃくしも あっちむいてホイする
所詮しょせんかなわぬ 素人しろうと芝居しばい
まずは陽気ようきに 祭まつりだ祭まつりだオーイサネ

ハァ～ 上州じょうしゅう女おんなに 空からっ風かぜよとは
まこと楽たのしや 櫓やぐらの上うえで
はたと手てを打うつ 恐おそれながら
となりの女房にょうぼうも 働はたらき者ものにて
夫婦喧嘩ふうふげんかは 負まけるが勝かちとか
ヒゲの濃こさでも ちかごろ負まける
まずは陽気ようきに 祭まつりだ祭まつりだオーイサネ