それでも生きていくあなたへ 歌詞 スロウハイツと太陽 ふりがな付

夕暮ゆうぐれ あの日ひそっと置おいておいた言葉ことばは
喧騒けんそうといずれ来くる 夜よるに溶とけて消きえる
帰かえり道みちの途中とちゅう 汚よごれた制服せいふくの
言いい訳わけばかりを 考かんがえて歩あるいてた

怖こわいものだらけだった あの頃ころの話はなしは
まるで流行はやり映画えいがみたいに 過去かこに消きえるが
ハッピーエンドなんかじゃ なかった結末けつまつ
見みたくもない名前なまえばかりの エンドロール

あれから何年なんねんも何年なんねんも経たって
君きみの過去かこは誰だれも 憶おぼえていないってさ
だけど忘わすれないよな
忘わすれられるはずがないよな

午前ごぜん3時じラジオから 流ながれてくるような
流行はやりの唄うたは きっと教おしえてはくれない
だからここで唄うたってる 幸しあわせな唄うたじゃなくても
俺おれは音楽おんがくで あなたのことを救すくいたい

と思おもってる 嘘うそじゃない
スーパーヒーローじゃないから
両手りょうてで世界せかいを 変かえることはできない
だけどこの両手りょうてが 作つくり出だす音楽おんがくが
あなたの世界せかいを 変かえられると思おもってる

そんなバンドださい? こんな唄うたは売うれない?
そんなことは知しらない 誰だれになんと言いわれようと
目めの前まえのあなたに 届とどかない声こえなら
ここで唄うたっている 意味いみなんてないから

夜明よあけはもう近ちかい もうすぐそこまできている
あなたのことを想おもう今いまに何なにか意味いみがあるなら
何度なんどだって 何度なんどだって唄うたうから
つらくて 苦くるしくて 怖こわくて 泣なきそうで
それでも 生いきていく あなたへ

何度なんどだって 笑わらおうって 思おもったって
笑わらえなくて 苦くるしくって
涙なみだが出でるのも 情なさけなくてさ
だけど知しっているから あの頃ころのあなたが
ちゃんと今いまもここに立たっていること

話はなそうって思おもったって 話はなせなくて
悔くやしくって涙なみだが出でるのが
情なさけないなら
思おもい出だして欲ほしい イヤホンの中なかに
36.5℃どの音楽おんがくがあること