ライラック 歌詞 大原ゆい子 ふりがな付

背中せなかをさすった 貴方あなたの手てを象かたどるように
残のこった感触かんしょくがまだ温ぬくもりを覚おぼえている

気付きづけば見みとれて 綻ほころぶ口元くちもとを隠かくした
心こころに許ゆるしを得えては 甘あまえた振ふりも出来できたの

どんな色いろのシーツで眠ねむり
どんな顔かおで人ひとを愛あいすの
知しりたいと思おもうのに
虚むなしいこの気持きもちは 何故なぜだろう

記憶きおくの先さきまで色いろ塗ぬり替かえる様ように
愛あいを知しっていく 予感よかんはしてた
溶とけかけの心こころ 今いまは触ふれない
同おなじ型かたに閉しまったの

自然しぜんに振ふる舞まう 保たもった距離きょりの中なかでふいに
抱だきしめられたらなんてそんな事こと考かんがえていた

貴方あなたのストライプのシャツに
似にている模様もようを見みつけたの
眼めに映うつるものたちが
一ひとつに交まじわって感かんじていた

記憶きおくの先さきまで色いろ塗ぬり替かえる様ように
愛あいを知しっていく 予感よかんはしてた
もう戻もどらない程ほど 溶とけた心こころは
違ちがう形かたちへ変かわっていく

貴方あなたの中なかの私わたしがどんな大おおきさでも
どこかに置おいてくれるだけで良よいから

聴きこえないふりした 形かたち変かわる想おもいを
名前なまえで呼よべば 後戻あともどり出来できないの
愛あいを知しっていく 潜ひそめたままで
静しずかに出来上できあがる

記憶きおくの先さきまで色いろ塗ぬり替かえるメロディ
愛あいを知しっていく 愛あいなんだと歌うたうよ
いつか貴方あなたが聴きいてくれるなら
私わたしの声こえで届とどけるよ