遠とおい陽炎かげろうが霞かすんでゆく
何なにもない今日きょうが散ちらばってく
届とどかぬ歌声うたごえ こぼれた道みち
冬ふゆの終おわりを告つげたのは誰だれ
淋さびしくて蹲うずくまった
戻もどらない声こえ
抱だきしめながら 眠ねむるよ
長ながい旅路たびじの足音あしおとを
気けだるい風かぜが連つれ去さってく
一人ひとりぼっちで丘おかに立たつ
幼おさないポプラの子守唄こもりうたよ
忘わすれない 忘わすれないよ
夜よるが明あけてく
君きみはそっと
消きえた
遠tooいi陽炎kagerouがga霞kasuんでゆくndeyuku
何naniもないmonai今日kyouがga散chiらばってくrabatteku
届todoかぬkanu歌声utagoe こぼれたkoboreta道michi
冬fuyuのno終oわりをwariwo告tsuげたのはgetanoha誰dare
淋sabiしくてshikute蹲uzukumaったtta
戻modoらないranai声koe
抱daきしめながらkishimenagara 眠nemuるよruyo
長nagaいi旅路tabijiのno足音ashiotoをwo
気keだるいdarui風kazeがga連tsuれre去saってくtteku
一人hitoriぼっちでbotchide丘okaにni立taつtsu
幼osanaいiポプラpopuraのno子守唄komoriutaよyo
忘wasuれないrenai 忘wasuれないよrenaiyo
夜yoruがga明aけてくketeku
君kimiはそっとhasotto
消kiえたeta