紅あかい 野薔薇のばらが ただひとつ
荒野あれのの隅すみに 咲さいている
ものみな枯かれた 山やまかげに
風かぜに震ふるえて 咲さいている
ちょうど 昨年きょねんの いま頃ごろか
泣なくなと言いえば なお泣ないた
あの娘この帯おびに バラひとつ
咲さいていたのを 憶おもいだす
寒さむい夕陽ゆうひが 落おちたとて
荒野こうやの薔薇ばらよ 散ちるじゃない
お前まえも俺おれも こぼれ花ばな
おなじさだめの こぼれ花ばな
紅あかい 野薔薇のばらが ただひとつ
荒野こうやの隅すみに 咲さいている
ものみな枯かれた 山やまかげに
風かぜに震ふるえて 咲さいている
紅akaいi 野薔薇nobaraがga ただひとつtadahitotsu
荒野arenoのno隅sumiにni 咲saいているiteiru
ものみなmonomina枯kaれたreta 山yamaかげにkageni
風kazeにni震furuえてete 咲saいているiteiru
ちょうどchoudo 昨年kyonenのno いまima頃goroかka
泣naくなとkunato言iえばeba なおnao泣naいたita
あのano娘koのno帯obiにni バラbaraひとつhitotsu
咲saいていたのをiteitanowo 憶omoいだすidasu
寒samuいi夕陽yuuhiがga 落oちたとてchitatote
荒野kouyaのno薔薇baraよyo 散chiるじゃないrujanai
おo前maeもmo俺oreもmo こぼれkobore花bana
おなじさだめのonajisadameno こぼれkobore花bana
紅akaいi 野薔薇nobaraがga ただひとつtadahitotsu
荒野kouyaのno隅sumiにni 咲saいているiteiru
ものみなmonomina枯kaれたreta 山yamaかげにkageni
風kazeにni震furuえてete 咲saいているiteiru