夫婦みち 歌詞 五木ひろし ふりがな付

おまえなんかに わかるかと
飛とび出だして いったまま
今夜こんやも帰かえりは 午前ごぜんさま
あんた あんたも浪花なにわの男おとこなら
この世よの風かぜの つめたさに
負まけちゃいやです ねぇあんた

そりゃたしかに生うまれも育そだちも違ちがいます。
そやけどお互たがい、駆かけ落おちしてまで
一緒いっしょになった仲なかやないの。
時ときが変かわったから言いうて、
あんたの心こころまで変かわるやなんて…
うちは、うちは、うちはほんまにかなしいわ。

母ははの手紙てがみを 握にぎりしめ
元気げんきかと 言いう文字もじに
答こたえてやれない 親おや不幸ふこう
あんた 死しぬまで一緒いっしょときめた日ひの
手てに手てをとった あの涙なみだ
あんた忘わすれて しもたんか

身体からだひとつを 寄よせ合あって
連つれ添そった 二人ふたりです
今更いまさらなんにも こわくない
あんた 人生じんせい晴はれたり曇くもったり
笑顔えがおでたえる 夫婦めおと道みち
ついてゆきます ねぇあんた