盆ぼんに帰かえろか それとも暮くれか
それも出来できずに 幾年いくとせ過すぎた
山やまに朝霧あさぎり 椎葉しいばの里さとよ
峠とうげの古ふるい あの生家いえに
今いまも住すんでる 母ははひとり
呼よべば谷間たにまに こだまが返かえり
日暮ひぐれせまれば 夕ゆうげの煙けむり
夢ゆめにでるのは 幼おさない頃ころよ
親孝行おやこうこうの 真似事まねごとに
せめて手紙てがみの ひとつでも
焼酎おさけ入はいれば 自慢じまんの声こえで
父ちちの歌うたった 十八番おはこの唄うたが
今いまも聞きこえる ひえつき節ぶしよ
瞼まぶたに抱だいた 故郷ふるさとが
生いきる明日あしたの 支ささえです
盆bonにni帰kaeろかroka それともsoretomo暮kuれかreka
それもsoremo出来dekiずにzuni 幾年ikutose過suぎたgita
山yamaにni朝霧asagiri 椎葉shiibaのno里satoよyo
峠tougeのno古furuいi あのano生家ieにni
今imaもmo住suんでるnderu 母hahaひとりhitori
呼yoべばbeba谷間tanimaにni こだまがkodamaga返kaeりri
日暮higuれせまればresemareba 夕yuuげのgeno煙kemuりri
夢yumeにでるのはniderunoha 幼osanaいi頃koroよyo
親孝行oyakoukouのno 真似事manegotoにni
せめてsemete手紙tegamiのno ひとつでもhitotsudemo
焼酎osake入haiればreba 自慢jimanのno声koeでde
父chichiのno歌utaったtta 十八番ohakoのno唄utaがga
今imaもmo聞kiこえるkoeru ひえつきhietsuki節bushiよyo
瞼mabutaにni抱daいたita 故郷furusatoがga
生iきるkiru明日ashitaのno 支sasaえですedesu