だれでも楽たのしみにしてた 小ちいさい頃ころの夏休なつやすみ
秘密ひみつのかくれ家いえを作つくって 遊あそんでいたのに
自転車じてんしゃで走はしり回まわってた 原はらっぱはすぐに無なくなって
アスファルトにおおわれて 面影おもかげもない…
あー待まちどおしい あー幼おさない日ひの夏休なつやすみ
煙草たばこを吸すい始はじめたのは 中二ちゅうにになった夏休なつやすみ
大人おとなになった気きがしたけど 咳せきこんだだけで
好すきな女おんなの子こが出来できて 電話でんわをかけてみたけれど
つながった瞬間しゅんかんに切きった 気きが小ちいさくて…
あー切せつなかった あー幼おさない日ひの夏休なつやすみ
高校こうこうに入はいった頃ころには 体からだだけは大人おとなになって
使つかいもしないコンドームを ポケットに入いれて
花火はなび大会たいかいのあった夜よる 酒さけに酔よったいきおいだけで
好すきでもない女おんなの子こと 愛あいもないまま…
あー虚むなしかった あー青あおい時代ときの夏休なつやすみ
二年にねんも片想かたおもいしてた あの娘こと過すごす夏休なつやすみ…
「前まえから好すきだった…。」と言いわれ 胸むねが痛いたんだ…
「どこか遠とおくに連つれてって…。」と 俺おれのバイクに先さきに乗のって
またがる俺おれに呟つぶやいた 「私わたしをあげる…。」…と。
二人ふたりは街まちのはずれにある 安やすいホテルの部屋へやに入はいり
言葉ことばも交かわさないうちに 口唇くちびる重かさねた…。
あー夢ゆめのような あー愛あいを知しった夏休なつやすみ
ある日ひあの娘こは何なにも言いわず 連絡れんらくもない日ひが続つづいて
電話でんわをかけても取とり次ついで もらえないまま……
俺おれはあの娘この家いえの前まえで 何日なんにちも待まち伏ぶせていた
やっとあの娘こが出でて来きた瞬間とき 声こえもかけれず…
目めには涙なみだを浮うかべてた まるで犯罪者はんざいしゃみたいに
両脇りょうわきを抱かかえられたまま タクシーに乗のる
母親ははおやと回まわりを気きにして 病院びょういんに入はいって行いった
そして「中絶ちゅうぜつ」という名なの 判決はんけつを受うけた
次つぎの日ひ速達そくたつが届とどく もうすぐ終おわる夏休なつやすみ
どう見みてもあの娘この字じじゃない 「もう会あえない…。」…と。
あー愛あいも夢ゆめも あー引ひき裂さかれた夏休なつやすみ
あー愛あいも夢ゆめも あー引ひき裂さかれた夏休なつやすみ…。
あー愛あいも夢ゆめも あー引ひき裂さかれた夏休なつやすみ
あー愛あいも夢ゆめも あー引ひき裂さかれた夏休なつやすみ…。
だれでもdaredemo楽tanoしみにしてたshiminishiteta 小chiiさいsai頃koroのno夏休natsuyasuみmi
秘密himitsuのかくれnokakure家ieをwo作tsukuってtte 遊asoんでいたのにndeitanoni
自転車jitensyaでde走hashiりri回mawaってたtteta 原haraっぱはすぐにppahasuguni無naくなってkunatte
アスファルトasufarutoにおおわれてnioowarete 面影omokageもないmonai…
あaー待maちどおしいchidooshii あaー幼osanaいi日hiのno夏休natsuyasuみmi
煙草tabakoをwo吸suいi始hajiめたのはmetanoha 中二chuuniになったninatta夏休natsuyasuみmi
大人otonaになったninatta気kiがしたけどgashitakedo 咳sekiこんだだけでkondadakede
好suきなkina女onnaのno子koがga出来dekiてte 電話denwaをかけてみたけれどwokaketemitakeredo
つながったtsunagatta瞬間syunkanにni切kiったtta 気kiがga小chiiさくてsakute…
あaー切setsuなかったnakatta あaー幼osanaいi日hiのno夏休natsuyasuみmi
高校koukouにni入haiったtta頃koroにはniha 体karadaだけはdakeha大人otonaになってninatte
使tsukaいもしないimoshinaiコンドkondoームmuをwo ポケットpokettoにni入iれてrete
花火hanabi大会taikaiのあったnoatta夜yoru 酒sakeにni酔yoったいきおいだけでttaikioidakede
好suきでもないkidemonai女onnaのno子koとto 愛aiもないままmonaimama…
あaー虚munaしかったshikatta あaー青aoいi時代tokiのno夏休natsuyasuみmi
二年ninenもmo片想kataomoいしてたishiteta あのano娘koとto過suごすgosu夏休natsuyasuみmi…
「前maeからkara好suきだったkidatta…。」とto言iわれware 胸muneがga痛itaんだnda…
「どこかdokoka遠tooくにkuni連tsuれてってretette…。」とto 俺oreのnoバイクbaikuにni先sakiにni乗noってtte
またがるmatagaru俺oreにni呟tsubuyaいたita 「私watashiをあげるwoageru…。」…とto。
二人futariはha街machiのはずれにあるnohazureniaru 安yasuいiホテルhoteruのno部屋heyaにni入haiりri
言葉kotobaもmo交kaわさないうちにwasanaiuchini 口唇kuchibiru重kasaねたneta…。
あaー夢yumeのようなnoyouna あaー愛aiをwo知shiったtta夏休natsuyasuみmi
あるaru日hiあのano娘koはha何naniもmo言iわずwazu 連絡renrakuもないmonai日hiがga続tsuduいてite
電話denwaをかけてもwokaketemo取toりri次tsuいでide もらえないままmoraenaimama……
俺oreはあのhaano娘koのno家ieのno前maeでde 何日nannichiもmo待maちchi伏buせていたseteita
やっとあのyattoano娘koがga出deてte来kiたta瞬間toki 声koeもかけれずmokakerezu…
目meにはniha涙namidaをwo浮uかべてたkabeteta まるでmarude犯罪者hanzaisyaみたいにmitaini
両脇ryouwakiをwo抱kakaえられたままeraretamama タクシtakushiーにni乗noるru
母親hahaoyaとto回mawaりをriwo気kiにしてnishite 病院byouinにni入haiってtte行iったtta
そしてsoshite「中絶chuuzetsu」というtoiu名naのno 判決hanketsuをwo受uけたketa
次tsugiのno日hi速達sokutatsuがga届todoくku もうすぐmousugu終oわるwaru夏休natsuyasuみmi
どうdou見miてもあのtemoano娘koのno字jiじゃないjanai 「もうmou会aえないenai…。」…とto。
あaー愛aiもmo夢yumeもmo あaー引hiきki裂saかれたkareta夏休natsuyasuみmi
あaー愛aiもmo夢yumeもmo あaー引hiきki裂saかれたkareta夏休natsuyasuみmi…。
あaー愛aiもmo夢yumeもmo あaー引hiきki裂saかれたkareta夏休natsuyasuみmi
あaー愛aiもmo夢yumeもmo あaー引hiきki裂saかれたkareta夏休natsuyasuみmi…。