鏡 歌詞 May'n ふりがな付

雨あめが上あがれば
何なにもなかったように日ひは射さして
夜よるが終おわれば
何なにもなかったように朝あさはきて
街中まちじゅうの窓辺まどべを照てらしていく

雑踏ざっとうのなかを私わたしは歩あるく
繰くり返かえす人ひとの渦うずに
飲のみ込こまれるように
この体からだをあずけて

あなたがいなければ
ここにあなたがいなきゃ
私わたしは自分じぶんの姿すがたも何なにも見みえない
あなたと共ともにいて
この世界せかいを生いきれた
あなたは私わたしを映うつしてくれる鏡かがみだった

目めが覚さめた時とき
ひとすじの涙なみだがあふれていた
夢ゆめのつづきで
会あいたくて眠ねむろうとするけど
あの頃ころも二人ふたりもどこにもいない

抜ぬけ殻がらになった私わたしの手足てあし
記憶きおくだけを泳およいで
こぼれゆく時間じかんは
まるで砂すなのようね

あなたがいなければ
ここにあなたがいなきゃ
私わたしは自分じぶんの姿すがたも何なにも見みえない
あなたといるだけで
あんなに自由じゆうになれた
あなたは明日あすを教おしえてくれる鏡かがみだった

どんな風かぜが吹ふいてますか
どんな夢ゆめを追おうのですか
まぶた閉とじれば 愛いとしいささやきに
どこまでも 包つつまれていく

あなたがいなければ
ここにあなたがいなきゃ
私わたしは自分じぶんの姿すがたも何なにも見みえない
あなたといるだけで
あんなに自由じゆうになれた
あなたは私わたしに明日あすを教おしえてくれた
あなたと共ともにいて
この世界せかいを生いきれた
あなたは私わたしを 私わたしのすべてを 映うつしてくれる鏡かがみだった