キャベツ・ワイルドの回顧録 歌詞 つしまみれ ふりがな付

Youキ サイバイで育そだってきたのはキャベツ・ワイルド
野性的やせいてきで性的せいてきな淡色たんしょく野菜やさい 異才いさい放はなつ彼女かのじょのそばに
たわむれるモンシロチョウ 生うみ落おとした黄色きいろとんがりタマゴ
殻から割われてから現あらわれる透明とうめいのイモムシ キャベツ色いろに染そまったらアオムシ
育そだちゆくアオムシに目めを細ほそめ 虫食むしばまれる体からだも顧かえりみずキャベツ・ワイルド

そう 彼女かのじょは決けっして結むすばれない恋こいに堕おちた
だって彼かれは堅かたい殻からの中なか サナギ サナギ サナギ サナギ 脱ぬぎなさい
脱ぬいだサナギから現あらわれたのは蝶ちょう アオムシはもういない モンシロチョウ
残のこった抜ぬけがらをみつめるズタズタのキャベツ・ワイルド収穫しゅうかく 収穫しゅうかく

そして洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう
ザックザック 切きり刻きざまれる体からだ
ザックザック アオムシの幻まぼろし
ザックザック 虫食むしばまれる体からだ
ザックザック

You キ サイバイセクシャルなアオムシの思おもい出でとともに
ザク切ぎり体からだにまだ残のこる 虫食むしくいとフン 洗あらい残のこし
「口くちにふくめないわ」と捨すてられた キャベツ・ワイルド

新鮮しんせんで繊細せんさい 甘あまくてたまに苦にがい 畑はたけ生うまれのワイルド育そだち
所詮しょせんは付つけ合あわせ 影かげの立役者たてやくしゃ 白しろい皿さらで終おわる気きなど mh,サラサラ

That day,満丸まんまるのキャベツ地球ほし
凛りんとして宇宙うちゅうに浮うかんで あたしみたい
会あいに行いきたい心こころに決きめた華はなやかに円盤えんばん(サラ)を彩いろどって飛とぶわ

ザク切ぎりの体からだじゃ彩いろどれない 千回せんかいでも切きり刻きざんで千切ちぎり
黄緑色おうりょくしょくの華はな さかせるのよ だから もっと もっと

よく
洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう
洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう 洗あらう
洗あらう洗あらう洗あらう洗あらう洗あらう洗あらう洗あらう洗あらう うううううううう

ザックザック 切きり刻きざまれる体からだ
ザックザック 大おおざっぱはもうイヤ
ザックザック アオムシの幻まぼろし
ザックザック 愛あいしていただけよ

ザックザック 切きり刻きざまれる体からだ
ザックザック 冷水ひやみずの海うみに沈しずむ
ザックザック アオムシの幻まぼろし
ザックザック 一緒いっしょに飛とび立たつわ

キャベツワイルド! Ah!

～千切せんぎり～

千切せんぎりになったキャベツ・ワイルド
旋回せんかいする思おもい出での中なか
線引せんびきなんて出来できなかった 野生やせいの心こころ

細胞さいぼう一個いっこ一個いっこ さらけ出だし そこに咲さく 黄緑きみどりの華はな
千切せんぎりになって ふわっと飛とべる 飛とべる

千切せんぎりになったキャベツ・ワイルド
虫食むしばまれた体からだ揺ゆらして
冷水ひやみずの中なかでふわっと泳およぐ 泳およぐ

鮮あざやかな 黄緑色きみどりいろ 鮮あざやかな 黄緑色おうりょくしょく
アオムシの思おもい出で 華はな咲さかす

～盛もり付つけ～