北の冬薔薇 歌詞 松原健之 ふりがな付

北きたの海うみを 薔薇色ばらいろに
染そめて陽ひが沈しずむ
明日あすの祈いのりを なぶるのか
風かぜは雪ゆきまじり
もし 命いのちの灯ひを もし 差さし出だしても
いま 胸むねに抱だかれて ああ 永眠ねむれたら
きりきりと心こころが泣なく 想おもい出での青あおい棘とげ
あなたに 届とどきますか
ひそかに一輪いちりん 枯かれない冬ふゆ薔薇そうび

人ひとの運命さだめ 受うけ入いれて
あきらめることが
せめてわたしに 残のこされた
愛あいなのでしょうか
もし 生うまれ変かわる もし 奇跡きせきがあれば
いま 空そらに飛とび立たち ああ 鳥とりになる
きりきりと心こころが泣なく 海峡かいきょうに引ひき裂さかれ
あなたに 届とどきますか
岬みさきに一輪いちりん ふるえる冬ふゆ薔薇そうび

きりきりと心こころが泣なく あざやかな悲かなしみに
あなたに 届とどきますか
ひそかに一輪いちりん 枯かれない冬ふゆ薔薇そうび