小春三吉 相惚れ駒 歌詞 三門忠司&永井みゆき ふりがな付

貧乏びんぼう暮ぐらし 気きにならないが
夜よる鍋なべ仕事しごとを みるのは辛つらい
相惚あいぼれ駒こまかい 小春こはる三吉さんきち
堪忍かんにんしてんか なァお前まえ
将棋しょうぎに惚ほれて すまなんだ

無学むがくやの、柄がらが悪わるいのとぬかす奴やつがおるらしいが、
大臣だいじん、博士はかせになろうというんやない。
将棋指しょうぎさしは駒こまうごかせたらええ。王将おうしょうと歩ふの区別くべつが
つかんわけやないわい。そやろ小春こはる!
そんなアンタに惚ほれたんや。ウチは盤ばん外がいの駒こま。あんた支ささえる押おさえ駒こまや。

あんたの一歩いっぷ 私わたしの一歩いっぽ
共ともに大事だいじな 明日あすへの一手いって
相惚あいぼれ駒こまです 小春こはる三吉さんきち
なりふり構かまわず 命懸いのちがけ
勝負しょうぶの鬼おにに なんなはれ

お父とうちゃん、今度こんど行いくとこは東京とうきょうでっせ。京都きょうとと
間違まちがうて降ふりんようせななァ。
なにぬかしとんねん。わいはそんなアホやないわい!

通天閣つうてんかくの あの灯あかりに懸かけて
勝かってください 任まかせておけよ
相惚あいぼれ駒こまかな 小春こはる三吉さんきち
手駒てごまの足たりない 二人ふたりにも
わが世よの春はるが きっと来くる