恋待草 歌詞 岩崎宏美 ふりがな付

もしも私わたしが 紫むらさきの
春はる行いく風かぜに なれるなら
旅たびに迷まようと 書かき留とめた
あなたの胸むねに 忍しのびたい
もしもあたなが 月つきになり
私わたしの窓まどを 叩たたくなら
今宵こよい紅べにさし 髪かみを解とき
この黒髪くろかみを 乱みだしたい
あふれるほどの優やさしさで
白しろき乳房ちぶさを真紅くれないに
あふれるほどの恋いとしさで
逢あえますか 逢あえますか
春はるは紫むらさき 恋こいは真紅べに

できるものなら 花はなになり
草くさを枕まくらの 旅人たびびとへ
紫草むらさきぐさのひとしずく
口くちに吸すわれて しまいたい
肩かたにこぼれた 黒髪くろかみを
逢あえれば束たばね その腕うでに
二度にどと別離わかれが ないように
強つよくからめて つなぎたい
あふれるほどの優やさしさで
白しろき乳房ちぶさを真紅くれないに
あふれるほどの恋いとしさで
できますか できますか
春はるは紫むらさき 恋こいは真紅べに