あなたの残のこした 吸すい殻がらを
かぞえる女おんなに なりました
そばに居いたって 遠とおいのに
離はなれて待まてば 一夜ひとよでも
死しぬほど長ながい こころ妻づま
あなたはどうして あなたなの
私わたしはどうして 私わたしなの
他ほかの二人ふたりで あったなら
この世よの涯はてての 涯はててまでも
離はなれずついて ゆくものを
あなたに貰もらった 涙なみだなら
泣なくのも たのしい しのび逢あい
そっと手てのひら みせあって
灯影ほかげによれば 身みを千切ちぎる
片瀬かたせの夜よるの 別わかれ風かぜ
あなたのanatano残nokoしたshita 吸suいi殻garaをwo
かぞえるkazoeru女onnaにni なりましたnarimashita
そばにsobani居iたってtatte 遠tooいのにinoni
離hanaれてrete待maてばteba 一夜hitoyoでもdemo
死shiぬほどnuhodo長nagaいi こころkokoro妻duma
あなたはどうしてanatahadoushite あなたなのanatanano
私watashiはどうしてhadoushite 私watashiなのnano
他hokaのno二人futariでde あったならattanara
このkono世yoのno涯hateてのteno 涯hateてまでもtemademo
離hanaれずついてrezutsuite ゆくものをyukumonowo
あなたにanatani貰moraったtta 涙namidaならnara
泣naくのもkunomo たのしいtanoshii しのびshinobi逢aいi
そっとsotto手teのひらnohira みせあってmiseatte
灯影hokageによればniyoreba 身miをwo千切chigiるru
片瀬kataseのno夜yoruのno 別wakaれre風kaze