斎太朗船 歌詞 北見恭子 ふりがな付

どんとしぶきが 噛かみつく舳先へさき
夢ゆめに浮うかれりゃ ふり落おとされる
捨すてろ捨すてろよ 女おんなの未練みれん
情なさけ無用むようの 千島ちしまの海うみは
根性こんじょう一本いっぽん 根性こんじょう一本いっぽん
エトソーリャ 命綱いのちづな

前まえは海うみ サヨー 後うしろは山やまで
小松原こまつばらトエ
アレワ エト ソーリャ 大漁たいりょうだエ

港みなと 塩釜しおがま 鴎かもめの酒場さかば
惚ほれたはれたは 一晩ひとばんかぎり
捨すてろ捨すてろよ しょっぱい涙なみだ
網あみを引ひく指ゆび かためた拳こぶし
胸むねのしこりを 胸むねのしこりを
エトソーリャ 叩たたき出だせ

海うみの稼かせぎに 遠慮えんりょはいらぬ
百ひゃくも合点がってん 二に百ひゃくも承知しょうち
捨すてろ捨すてろよ 心こころの氷柱つらら
ラッパ飲のみする 男おとこの酒さけで
燃もえて宝たからを 燃もえて宝たからを
エトソーリャ つかみ取とり