ついてゆけない連つれてもゆけぬ
恋こいを断たち切きる 苦にが酒さけの
火照ほてりを包つつむ 浦見うらみ川がわ
乱みだれる髪かみも そのままに
夜よるの湖みずうみ あなたとゆけば
膝ひざに群むらがる 波なみの花はな
くらい顔かおした 竹たけ人形にんぎょうの
頬ほおに見みました 恋こいの果はて
実みのれば知しれる 蝶ちょうの罪つみ
隠かくして散ちらす 花はなの愛あい
いつかあなたが気付きづいたときに
熱あつい涙なみだに して欲ほしい
人目ひとめ忍しのんだ 若狭わかさの宿やどは
月つきも五いつつに 割われて散ちる
あなたと呼よぶも今日きょうかぎり
一いち夜やの夢ゆめで 終おわるなら
波なみに浮うかんだ小舟こぶねのように
名残なごり枕まくらを 重かさねたい
ついてゆけないtsuiteyukenai連tsuれてもゆけぬretemoyukenu
恋koiをwo断taちchi切kiるru 苦niがga酒sakeのno
火照hoteりをriwo包tsutsuむmu 浦見urami川gawa
乱midaれるreru髪kamiもmo そのままにsonomamani
夜yoruのno湖mizuumi あなたとゆけばanatatoyukeba
膝hizaにni群muraがるgaru 波namiのno花hana
くらいkurai顔kaoしたshita 竹take人形ningyouのno
頬hooにni見miましたmashita 恋koiのno果haてte
実minoればreba知shiれるreru 蝶chouのno罪tsumi
隠kakuしてshite散chiらすrasu 花hanaのno愛ai
いつかあなたがitsukaanataga気付kiduいたときにitatokini
熱atsuいi涙namidaにni してshite欲hoしいshii
人目hitome忍shinoんだnda 若狭wakasaのno宿yadoはha
月tsukiもmo五itsuつにtsuni 割waれてrete散chiるru
あなたとanatato呼yoぶもbumo今日kyouかぎりkagiri
一ichi夜yaのno夢yumeでde 終owaるならrunara
波namiにni浮uかんだkanda小舟kobuneのようにnoyouni
名残nagoりri枕makuraをwo 重kasaねたいnetai