海にいこうか 歌詞 クレイ勇輝 ふりがな付

産うまれた日ひに波なみの音おとがした
学校がっこうも海沿うみぞいを帰かえった
初恋はつこいは砂浜すなはまに座すわって
拳こぶし一いっ個分こぶんの距離きょりのまま夕陽ゆうひが沈しずんだ

やがて地元じもとを出でて遠とおく遠とおい空そらの下した
海うみは繋つながっているからと涙なみだをぬぐった
いつしか海うみは記憶きおくの遠とおく遠どおい片隅かたすみに
今日きょうも駆かけ足あしで電車でんしゃへと乗のり込こんだ

涙なみだが止とまらない日ひは海うみにいこうか
消きえて無なくなりたいならその前まえに海うみに行いこうか
道みちに迷まよって行いき場ばをなくしたら海うみに行いこうか
お酒さけに飲のまれた翌朝よくあさは海うみにいこうか

いつしか都会とかいの波なみに疲つかれて
恋こいをすることで心こころの隙間すきま埋うめてみた
最初さいしょは海うみの代かわりの癒いやしのはずが
気付きづけば恋こいは愛あいへと変かわっていった

「子育こそだてをするならやっぱり海うみのそばがいいね」と
通かよいなれた馴染なじみの海沿うみぞいの道みちを歩あるいた
君きみの後うしろ姿すがたに過去かこの自分じぶんを重かさねて
小ちいさな背中せなかを目めを細ほそめて見送みおくった

約束やくそくが何なにもない日ひには海うみに行いこうか
一人ひとり夜風よかぜにあたりたくなったら海うみに行いこうか
一人ひとりぼっちが嫌いやになったのなら海うみに行いこうか
気きが変かわったなら誰だれか誘さそって海うみにいこうか

自分じぶんがだれか分わからなくなったら海うみに行いこうか
自分じぶんが嫌きらいで仕方しかたがないなら海うみに行いこうか
誰だれかを傷付きずつけてしまった日ひには海うみにいこうか
誰だれの言葉ことばも聞ききたくない日ひは…

辛つらいことを笑わらい飛とばす ため海うみに行いこうか
キツイことも涙なみだで流ながすため海うみに行いこうか
幸しあわせすぎて言葉ことばにならない日ひには海うみに行いこうか
愛いとおしい人ひとと手てを繋つないで海うみに行いこうか。