陸の魚 歌詞 山本彩 ふりがな付

どこかひとつの場所ばしょでしか
呼吸いきができないなんて事ことに気付きづくと
自分じぶんが死しんでしまう理由わけも
分わかるみたいで無性むしょうに怖こわくなった

ここから出でてしまったら
自分じぶんじゃなくなるの?

どこでだって生いきて行いきたい
誰だれに無茶むちゃだと笑わらわれても
この世界せかいを飛とび出ださなくちゃ
ずっとただの魚さかな

覗のぞくように顔かおを出だしては
すぐにまた引ひっ込こんでを繰くり返かえして
何なんとなくでもわかったのは
怖こわいだけの世界せかいではないということ

いつまで泳およいでいれば
歩あるけるようになる?

すぐそこに見みえているのに
今いまはまだ踏ふみ出だせないまま
いたずらに時ときが過すぎては胸むねに募つのる想おもい

どうして水みずの中なかでも
こんなに苦くるしいの?

すぐそこに見みえているのに
今いまはまだ踏ふみ出だせないまま
いたずらに時ときが過すぎては胸むねに募つのる想おもい

どこでだって生いきて行いきたい
誰だれに無茶むちゃだと笑わらわれても
諦あきらめて死しぬくらいなら
この海うみ飛とび出だして力尽ちからつきて死しのう
でなきゃただの魚さかな