ひとりぼっちの愛の泉 歌詞 坂東玉三郎 ふりがな付

二人ふたりでまた来こようと 約束やくそくした
あの人ひとがいない 淋さびしい一人ひとりの旅たび
帰かえらぬ日ひの光ひかりを映うつす ローマの泉いずみよ
楽たのしそうに騒さわぎながら 願ねがいをかける
とおい空そらを渡わたって来きた 恋人こいびとたち
幸しあわせとは 目めに見みえない
明日あしたを 待まつことなの
言葉ことばも違ちがう 人ひとのなかで
あの人ひと 想おもえば
つらい愛あいの終おわりだけが 心こころにしみる
別わかれを しぶきのかげに
かくしていた きれいな泉いずみ

幸しあわせとは 目めに見みえない
明日あしたを 待まつことなの
あなたもひとり私わたしもひとり 夢ゆめをみようと
男おとこたちが笑わらいかけて 暮くれゆく泉いずみ
青あおい水みずをたたえ 愛あいの涙なみだを浮うかべる泉いずみ
淡あわい星ほしをかざり 恋こいの歓よろこびささやく泉いずみ