傘かさを持もつ手てに伝つたわる想おもいが
音おとに絡からまって落おちていく
溜息ためいき混まじりの儚はかない表情ひょうじょうに
戸惑とまどう僕ぼくを内包ないほうして
煙けむる香かおりに
どうしようもない程ほど
この心こころは揺ゆれている
雨あめが降ふり注そそぐ度たびに綺麗きれいな声こえで鳴ないて
独ひとりになれぬまま嘘うそに染そまっている
せめて今いまだけは僕ぼくを夢中むちゅうにさせていて
乱みだれていく景色けしきを
嗚呼ああ、もう少すこしだけ
雫しずくを纏まとった君きみの横顔よこがおは
可憐かれんしいくらいの美うつくしさで
寂さびしさを知しって行いき場ばのない衝動しょうどう
足元あしもとを濡ぬらして染しみ込こむのさ
些細ささいな事ことは
どうだっていいのと
目めを見みつめて君きみは言いう
背中せなかに爪つめを立たてては全すべて欲ほしがって
そこにある事実じじつを抱だいて溺おぼれている
温あたたかいその姿すがたを忘わすれさせていて
変かわらない季節きせつを
ねぇ、あと一瞬いっしゅんだけ
熱ねつに絆ほだされた僕ぼくはまともじゃないって
恋こいに隠かくす振ふりをしてずっと気付きづいている
それでも
雨あめが降ふり注そそぐ度たびに綺麗きれいな声こえで鳴ないて
独ひとりになれぬまま嘘うそに染そまっている
せめて今いまだけは僕ぼくを夢中むちゅうにさせていて
乱みだれていく景色けしきを
嗚呼ああ、もう少すこしだけ
傘kasaをwo持moつtsu手teにni伝tsutaわるwaru想omoいがiga
音otoにni絡karaまってmatte落oちていくchiteiku
溜息tameiki混maじりのjirino儚hakanaいi表情hyoujouにni
戸惑tomadoうu僕bokuをwo内包naihouしてshite
煙kemuるru香kaoりにrini
どうしようもないdoushiyoumonai程hodo
このkono心kokoroはha揺yuれているreteiru
雨ameがga降fuりri注sosoぐgu度tabiにni綺麗kireiなna声koeでde鳴naいてite
独hitoりになれぬままrininarenumama嘘usoにni染soまっているmatteiru
せめてsemete今imaだけはdakeha僕bokuをwo夢中muchuuにさせていてnisaseteite
乱midaれていくreteiku景色keshikiをwo
嗚呼aa、もうmou少sukoしだけshidake
雫shizukuをwo纏matoったtta君kimiのno横顔yokogaoはha
可憐karenしいくらいのshiikuraino美utsukuしさでshisade
寂sabiしさをshisawo知shiってtte行iきki場baのないnonai衝動syoudou
足元ashimotoをwo濡nuらしてrashite染shiみmi込koむのさmunosa
些細sasaiなna事kotoはha
どうだっていいのとdoudatteiinoto
目meをwo見miつめてtsumete君kimiはha言iうu
背中senakaにni爪tsumeをwo立taててはteteha全subeてte欲hoしがってshigatte
そこにあるsokoniaru事実jijitsuをwo抱daいてite溺oboれているreteiru
温atataかいそのkaisono姿sugataをwo忘wasuれさせていてresaseteite
変kaわらないwaranai季節kisetsuをwo
ねぇnee、あとato一瞬issyunだけdake
熱netsuにni絆hodaされたsareta僕bokuはまともじゃないってhamatomojanaitte
恋koiにni隠kakuすsu振fuりをしてずっとriwoshitezutto気付kiduいているiteiru
それでもsoredemo
雨ameがga降fuりri注sosoぐgu度tabiにni綺麗kireiなna声koeでde鳴naいてite
独hitoりになれぬままrininarenumama嘘usoにni染soまっているmatteiru
せめてsemete今imaだけはdakeha僕bokuをwo夢中muchuuにさせていてnisaseteite
乱midaれていくreteiku景色keshikiをwo
嗚呼aa、もうmou少sukoしだけshidake