女鳥羽川 歌詞 大木綾子 ふりがな付

女鳥羽めとば川がわ 汀みぎわに泪なみだ 夕風ゆうかぜ吹ふきぬけ
唇くちびるをかむ おんみ 何処どこに 居いるのやら
縄手なわての通とおりや 千歳ちとせ橋ばし
行いきかう笑顔えがお さんざめく
素直すなおでなかった この私わたし

女鳥羽めとば川がわ 泡沫うたかた人じんよ せせらぎ乱みだして
河石かわいしを踏ふむ おんみ 何処どこに 居いるのやら
刹那せつなの愛あいゆえ 重かさねつつ
忍しのびよる秋あき 抱だきしめて
素直すなおになりたい この私わたし

中町なかちょう 木戸口きどぐち 土蔵どぞうの中なか
枕まくらの下したに 鳴なる瀬音せおと
瀬音せおとの主あるじは 山やま雫しずく
恋こい一筋ひとすじの 女鳥羽めとば川がわ

女鳥羽めとば川がわ 白鷺しらさぎ遊あそぶ 川面かわもに想おもいを
よせたのに おんみ 何処どこに 居いるのやら
行いく水みず かえらぬ川かわなれど
町まちも静しずかに 薄化粧うすげしょう
素直すなおになります この私わたし

刹那せつなの愛あいゆえ 重かさねつつ
忍しのびよる秋あき 抱だきしめて
素直すなおに待まちます この私わたし