裏町人生 歌詞
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のぞくつめたい こぼれ灯びよ
なまじかけるな 薄情うすなさけ
夢ゆめも侘わびしい 夜よるの花はな
誰だれに踏ふまれて 咲さこうと散ちろと
いらぬお世話せわさ ほっときな
渡わたる世間せけんを 舌打したうちで
拗すねた私わたしが 何故なぜ悪わるい
霧きりの深ふかさに かくれて泣ないた
夢ゆめが一ひとつの 思おもい出でさ
泣ないて泪なみだが かれたなら
明日あすの光ひかりを 胸むねに抱だく
馬骨
2022/04/11 06:06
裕次郎が好む歌であることはよくわかる。しかし裕次郎は暗い浮世のこの裏町には似合わない男である・・愛愁はあるが・・覗く冷たいこぼれ灯よ、なまじかけるな薄情けという夜の花の気持ちは良くわかるが・・渡る世間を舌うちで拗ねる女とはやや距離がありそうである・・泣いて涙が枯れた後に、もしかしたら彼は現れるかもしれない・・