夫婦めおと屋台やたいに 身みぐるみのせて
捨すてた昔むかしに みれんはないが
もう一度いちど 咲さかそうよ
なあ おまえ ねえ あんた
前まえと後うしろで 声こえかけあって
花はなを夢ゆめみる 裏町うらまちぐらし
荒あれた両手りょうてを 見みせ合あいながら
残のこりご飯はんで すませる朝あさも
グチなんて 言いわないさ
なあ おまえ ねえ あんた
夫婦めおと屋台やたいの 赤あかちょうちんの
しわの数かずほど 苦労くろうがしたい
屋台やたいなかせの 宵よい街まちしぐれ
濡ぬれて駆かけこむ 馴染なじみもできた
うれしいわ 縁えにしだね
なあ おまえ ねえ あんた
味あじも未熟みじゅくな 小料理こりょうりだけど
真心まこと添そえれば 笑顔えがおがかえる
夫婦meoto屋台yataiにni 身miぐるみのせてguruminosete
捨suてたteta昔mukashiにni みれんはないがmirenhanaiga
もうmou一度ichido 咲saかそうよkasouyo
なあnaa おまえomae ねえnee あんたanta
前maeとto後ushiろでrode 声koeかけあってkakeatte
花hanaをwo夢yumeみるmiru 裏町uramachiぐらしgurashi
荒aれたreta両手ryouteをwo 見miせse合aいながらinagara
残nokoりごrigo飯hanでde すませるsumaseru朝asaもmo
グチguchiなんてnante 言iわないさwanaisa
なあnaa おまえomae ねえnee あんたanta
夫婦meoto屋台yataiのno 赤akaちょうちんのchouchinno
しわのshiwano数kazuほどhodo 苦労kurouがしたいgashitai
屋台yataiなかせのnakaseno 宵yoi街machiしぐれshigure
濡nuれてrete駆kaけこむkekomu 馴染najiみもできたmimodekita
うれしいわureshiiwa 縁enishiだねdane
なあnaa おまえomae ねえnee あんたanta
味ajiもmo未熟mijukuなna 小料理koryouriだけどdakedo
真心makoto添soえればereba 笑顔egaoがかえるgakaeru