男おとこが沈しずめば 女おんなも沈しずむ
ましてあなたは 寂さびしがり
いいのよ何なんにも 云いわないで
世間せけんに傘かさを さす恋こいの
明日あしたの行方ゆくえは 見みえずとも
今いまを生いきたい 水みず暦こよみ
翠みどりにすく髪かみ その先さきまでも
残のこる女おんなの 匂におい玉だま
それほどあなたに 抱だかれたら
ひと夜よが永久えいきゅうに 変かわるほど
身体からだの固かたさも 破やぶれます
どうぞその手てで 受うけとめて
ひと目めに触ふれずに 椿つばきの花はなは
雪ゆきにひと色いろ 紅べにを増ます
悔くやんでいません 別離わかれても
情なさけの淵ふちで 咲さく恋こいを
命いのちと変かえても いいのです
明日あしたはいらない 水みず暦こよみ
男otokoがga沈shizuめばmeba 女onnaもmo沈shizuむmu
ましてあなたはmashiteanataha 寂sabiしがりshigari
いいのよiinoyo何nanにもnimo 云iわないでwanaide
世間sekenにni傘kasaをwo さすsasu恋koiのno
明日ashitaのno行方yukueはha 見miえずともezutomo
今imaをwo生iきたいkitai 水mizu暦koyomi
翠midoriにすくnisuku髪kami そのsono先sakiまでもmademo
残nokoるru女onnaのno 匂nioいi玉dama
それほどあなたにsorehodoanatani 抱daかれたらkaretara
ひとhito夜yoがga永久eikyuuにni 変kaわるほどwaruhodo
身体karadaのno固kataさもsamo 破yabuれますremasu
どうぞそのdouzosono手teでde 受uけとめてketomete
ひとhito目meにni触fuれずにrezuni 椿tsubakiのno花hanaはha
雪yukiにひとnihito色iro 紅beniをwo増maすsu
悔kuやんでいませんyandeimasen 別離wakareてもtemo
情nasaけのkeno淵fuchiでde 咲saくku恋koiをwo
命inochiとto変kaえてもetemo いいのですiinodesu
明日ashitaはいらないhairanai 水mizu暦koyomi