プラットホーム 歌詞 氣志團 ふりがな付

衛生的えいせいてき。
タイルの駅えき。
どこかで笑わらい声ごえ、ケラケラ。
僕ぼくだけ目めを閉とじて耳みみを塞ふさいだ。

水色みずいろの冷つめたいプラットホーム。
速すみやかに僕ぼくは潜もぐり込こんで。
何なにもかも僕ぼくは忘わすれてく。
地下鉄ちかてつは闇やみのなか、進すすんで―――。

矢印やじるしは<幻想げんそう行ゆき>。
前髪まえがみ伸のびすぎて、そう見みえた。
とぎれたホームの端はし、
白線はくせんの上うえ―――。

流ながれてく外そとが澱よどんでく。
誰だれも居いない海うみの底そこみたい。
何なにもかも僕ぼくが忘わすれたら、
地下鉄ちかてつに雨あめが降ふりだすよ。

水色みずいろの冷つめたいプラットホーム。
速すみやかに僕ぼくは潜もぐり込こんで。
何なにもかも僕ぼくは忘わすれてく、
地下鉄ちかてつは……。

離はなれてく僕ぼくの後うしろには悲かなしみが小ちいさくなっていく。
どこまでも行いける地下鉄ちかてつは、
銀色ぎんいろの光ひかり、そのもので―――。