終わりの果てのはなし 歌詞 嘘とカメレオン ふりがな付

真実しんじつを知しらない 不幸ふこうな子供こどもたち
息いきつく間まもなく 毎晩まいばん影かげ討うち
風かぜにその身みを躍おどらせて
蝶ちょうが空くうを舞まうように
同おなじ空そらを見上みあげても
五里霧中ごりむちゅう 夢ゆめは見みない

燭台しょくだいにカゲロウ 小鳥ことりもかしずき
能面のうめんの行列ぎょうれつ 逃にげた影かげぼうし
どこにも無ない場所ばしょを探さがして
赤あかい靴くつ 踊おどるように
真まっ暗くらな海うみで手招てまねき
飲のみこまれてやるものか

月つきの光ひかり 消きえて転落てんらく
悲劇ひげき 喜劇きげき 踊おどる旋律せんりつ
ふわり揺ゆれる 君きみの香かおりが
心こころに浮うかんで消きえた

大切たいせつなもの?
何なにかを忘わすれてしまうようで
転ころんでしか見みられない景色けしき飾かざりたい
鳥とりは鳴なき 花はなは枯かれ
青あおい空そらを描えがくのは
夢ゆめで会あうペテン師しだけ
悲かなしくはない

怖気おじけづき叩たたいたら橋はしが割われた
続つづく平坦へいたんな道みち 反それて

この手てを上あげ 舞まう月つきの裏うら
咲さき乱みだれ 散ちる花はなを想おもう
薙刀なぎなた 振ふりかざす天女てんにょが
影かげぼうし 縫ぬいつけお参まいり

月つきの光ひかり 満みちて転落てんらく
悲劇ひげき?喜劇きげき?踊おどレ旋律せんりつ
誰だれかから受うけた ほしのすな
願ねがいを叶かなえて消きえた

大切たいせつなもの 手てのひら
こぼれてしまいそうで
すくむ心こころ 泥どろの中なか 錦にしき飾かざりたい
全すべてが色いろを無なくして
誰だれもがいなくなる夜よる
この世界せかいが終おわるのを
君きみは見みていた