馬うまにゆられて 峠とうげを越こえる
可愛かわい嫁よめごの 角つのかくし
親おやの思おもいを いっぱい詰つめた
たんす長持ながもち かつぐ人ひと
おくり出だす日ひの お立たち酒ざけ
となり村むらまで 三里さんりの道みちを
あゆむ道中どうちゅう かごや唄うた
里さとのことなど 心配しんぱいせずに
愛あいし愛あいされ むつまじい
花はなの夫婦めおとで しあわせに
お前まえお立たちか お名残惜なごりおしい…
道みちのほとりの お地蔵じぞうさんに
どんな願ねがいを かけるやら
今日きょうのこの道みち 幼子おさなごつれて
母ははという名なで 里さとがえり
その日ひ夢ゆめみる 親おやふたり
馬umaにゆられてniyurarete 峠tougeをwo越koえるeru
可愛kawai嫁yomeごのgono 角tsunoかくしkakushi
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たんすtansu長持nagamoちchi かつぐkatsugu人hito
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となりtonari村muraまでmade 三里sanriのno道michiをwo
あゆむayumu道中douchuu かごやkagoya唄uta
里satoのことなどnokotonado 心配shinpaiせずにsezuni
愛aiしshi愛aiされsare むつまじいmutsumajii
花hanaのno夫婦meotoでde しあわせにshiawaseni
おo前maeおo立taちかchika おo名残惜nagorioしいshii…
道michiのほとりのnohotorino おo地蔵jizouさんにsanni
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今日kyouのこのnokono道michi 幼子osanagoつれてtsurete
母hahaというtoiu名naでde 里satoがえりgaeri
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