線香花火 歌詞 デラックス×デラックス ふりがな付

蝉せみ落おちる夏なつの終おわり
余白よはくだらけのカレンダーに
一際ひときわ目立めだつ赤あか文字もじ 君きみとの夏祭なつまつり

騒さわがしい人集ひとだかりと
立たち込こめる甘あまい香かおりに
いつのまにか身体からだは火照ほてって 汗あせばんだ肌はだ

「打うち上あげ花火はなび ほっといて
もっと いいことしましょ」
そう言いう君きみに手てを引ひかれ
言いわれるがままに 僕ぼくは...

気きまぐれに ポタリと落おちる 線香花火せんこうはなびを
寂さびしげに見みつめる君きみが あまりに綺麗きれいで...

あの夏なつの夜よるが明あけて
あの子ことは目めを合あわすだけ
他ほかの全すべてはモノクロに
赤あかく映うつる唇くちびる

2人ふたり歩あるく 帰かえり道みち
「あのキスの意味いみ、教おしえて?」
潤うるんだ瞳ひとみに 見みつめられ
震ふるえた声こえのまま 僕ぼくは...

夕暮ゆうぐれが 映うつる笑顔えがおで 時間じかんを止とめて
2人ふたりだけいる瞬間しゅんかんを 切きり取とっていく

もう帰かえろう 手てと手て繋つないで
もう帰かえろうよ
もう帰かえろう 2人ふたりの場所ばしょへ
花火はなびに 背せを向むけて