俺おれはひとりぼっちだった
手てに負おえぬ暴あばれん坊ぼうの餓鬼がきだった
孤児こじの 俺おれには
吹雪ふぶきの海うみが 親爺おやじだった
黒くろい土つちの匂においに おふくろがいた
大地だいちを染そめる 夕日ゆうひの中なかで
俺おれは 何時なんじも 早はやく でっかく なりたいと
思おもっていた
俺おれはひとりぼっちだった
泣なきながら眠ねむってしまう夜よるもあった
宿無やどなしの 俺おれには
流ながれる雲くもが 仲間なかまだった
風かぜにそよぐ野菊のぎくに 恋人こいびとがいた
夜空よぞらに光ひかる 星屑ほしくずの中なかに
俺おれは 何時なんじも はるか 遠とおいしあわせを
探さがしていた
俺oreはひとりぼっちだったhahitoribotchidatta
手teにni負oえぬenu暴abaれんren坊bouのno餓鬼gakiだったdatta
孤児kojiのno 俺oreにはniha
吹雪fubukiのno海umiがga 親爺oyajiだったdatta
黒kuroいi土tsuchiのno匂nioいにini おふくろがいたofukurogaita
大地daichiをwo染soめるmeru 夕日yuuhiのno中nakaでde
俺oreはha 何時nanjiもmo 早hayaくku でっかくdekkaku なりたいとnaritaito
思omoっていたtteita
俺oreはひとりぼっちだったhahitoribotchidatta
泣naきながらkinagara眠nemuってしまうtteshimau夜yoruもあったmoatta
宿無yadonaしのshino 俺oreにはniha
流nagaれるreru雲kumoがga 仲間nakamaだったdatta
風kazeにそよぐnisoyogu野菊nogikuにni 恋人koibitoがいたgaita
夜空yozoraにni光hikaるru 星屑hoshikuzuのno中nakaにni
俺oreはha 何時nanjiもmo はるかharuka 遠tooいしあわせをishiawasewo
探sagaしていたshiteita