風かぜも死しんでゆく野薔薇のばらの夜明よあけは
美うつくしいこの一ひと夜よを泡立あわだたせる夢ゆめ
それに似につかわしい一ひとつの物ものには
濡ぬれた星ほし天てん仰あおぐ白しろい沿岸えんがん
波なみに戯たわむれ光ひかり輝かがやいて
闇やみに消きえてゆく幻まぼろしの野薔薇のばらよ
夜よるの野薔薇のばらには波なみも音おとを立たてて
空むなしく寝ねの底そこまで木々きぎを沈しずめている
喜よろこび溢あふれる幻まぼろしの春はるは
濡ぬれていた雨あめの中なか濡ぬれた魚さかなになる
風かぜも死しんでゆく白しろい夜よるは明あける
木々きぎを沈しずめて生いきている野薔薇のばらよ
風kazeもmo死shiんでゆくndeyuku野薔薇nobaraのno夜明yoaけはkeha
美utsukuしいこのshiikono一hito夜yoをwo泡立awadaたせるtaseru夢yume
それにsoreni似niつかわしいtsukawashii一hitoつのtsuno物monoにはniha
濡nuれたreta星hoshi天ten仰aoぐgu白shiroいi沿岸engan
波namiにni戯tawamuれre光hikari輝kagayaいてite
闇yamiにni消kiえてゆくeteyuku幻maboroshiのno野薔薇nobaraよyo
夜yoruのno野薔薇nobaraにはniha波namiもmo音otoをwo立taててtete
空munaしくshiku寝neのno底sokoまでmade木々kigiをwo沈shizuめているmeteiru
喜yorokoびbi溢afuれるreru幻maboroshiのno春haruはha
濡nuれていたreteita雨ameのno中naka濡nuれたreta魚sakanaになるninaru
風kazeもmo死shiんでゆくndeyuku白shiroいi夜yoruはha明aけるkeru
木々kigiをwo沈shizuめてmete生iきているkiteiru野薔薇nobaraよyo