冷つめたい雨あめのしずくが 屋根やねをつたって落おちる頃ころ
遠とおくの山やまの向むこう側がわ 怖こわい鬼おにたちが住すむという
泣ないた目めをこすりながら 走はしって帰かえるあなたのもと
あなたが私わたしを産うんだこと
あなたのところへ生うまれたこと
そんなどうしようもないこと
それをいちばん感謝かんしゃします
母ははの温あたたかい胸むねの中なか 息いきを吸すう度たびに眠ねむくなる
寒さむい風かぜが吹ふきますね さくらはもう咲さきましたか
怖こわい鬼おにたちが住すむという 街まちは赤あかい陽ひに包つつまれる
泣ないた目めをこすりながら 一人ひとりで帰かえる一人ひとりの部屋へや
あなたが私わたしを産うんだこと
あなたのところへ生うまれたこと
そして強つよく生いきていること
それをいちばん感謝かんしゃします
母ははの広ひろい心こころの中なか 目めを閉とじる度たびに癒いやされる
あなたが私わたしを産うんだこと
あなたのところへ生うまれたことを
そしてあなたに教おしえられた
それが私わたしのしあわせです
あなたが私わたしを産うんだこと
あなたのところへ生うまれたこと
そんなどうしようもないこと
それをいちばん感謝かんしゃします
冷tsumeたいtai雨ameのしずくがnoshizukuga 屋根yaneをつたってwotsutatte落oちるchiru頃koro
遠tooくのkuno山yamaのno向muこうkou側gawa 怖kowaいi鬼oniたちがtachiga住suむというmutoiu
泣naいたita目meをこすりながらwokosurinagara 走hashiってtte帰kaeるあなたのもとruanatanomoto
あなたがanataga私watashiをwo産uんだことndakoto
あなたのところへanatanotokorohe生uまれたことmaretakoto
そんなどうしようもないことsonnadoushiyoumonaikoto
それをいちばんsorewoichiban感謝kansyaしますshimasu
母hahaのno温atataかいkai胸muneのno中naka 息ikiをwo吸suうu度tabiにni眠nemuくなるkunaru
寒samuいi風kazeがga吹fuきますねkimasune さくらはもうsakurahamou咲saきましたかkimashitaka
怖kowaいi鬼oniたちがtachiga住suむというmutoiu 街machiはha赤akaいi陽hiにni包tsutsuまれるmareru
泣naいたita目meをこすりながらwokosurinagara 一人hitoriでde帰kaeるru一人hitoriのno部屋heya
あなたがanataga私watashiをwo産uんだことndakoto
あなたのところへanatanotokorohe生uまれたことmaretakoto
そしてsoshite強tsuyoくku生iきていることkiteirukoto
それをいちばんsorewoichiban感謝kansyaしますshimasu
母hahaのno広hiroいi心kokoroのno中naka 目meをwo閉toじるjiru度tabiにni癒iyaされるsareru
あなたがanataga私watashiをwo産uんだことndakoto
あなたのところへanatanotokorohe生uまれたことをmaretakotowo
そしてあなたにsoshiteanatani教oshiえられたerareta
それがsorega私watashiのしあわせですnoshiawasedesu
あなたがanataga私watashiをwo産uんだことndakoto
あなたのところへanatanotokorohe生uまれたことmaretakoto
そんなどうしようもないことsonnadoushiyoumonaikoto
それをいちばんsorewoichiban感謝kansyaしますshimasu