桟橋さんばしの 靄もやのかげに
しょんぼりと かくれて
見送みおくりに来きてる お前まえの気持きもち
よく判わかるが 何なにも出来できない
泣ないても呼よんでも これまでの二人ふたりさ
故郷こきょうの 匂におう秋あきを
棄すててゆく 船出ふなでは
目めに映うつるものが なんでも辛つらい
見みて呉くれたか 俺おれの目めがしら
浮雲うきぐもかすめる ひとつぶの雫しずくを
タラップを 跳とんで下くだりて
横抱よこだきに お前まえを
抱だいたままそこで 死しにたい気持きもち
血ちは燃もえるが 人ひとは嗤わらうぜ
このまま俺おれらは あきらめて行いくぜ
桟橋sanbashiのno 靄moyaのかげにnokageni
しょんぼりとsyonborito かくれてkakurete
見送miokuりにrini来kiてるteru おo前maeのno気持kimochi
よくyoku判wakaるがruga 何naniもmo出来dekiないnai
泣naいてもitemo呼yoんでもndemo これまでのkoremadeno二人futariさsa
故郷kokyouのno 匂nioうu秋akiをwo
棄suててゆくteteyuku 船出funadeはha
目meにni映utsuるものがrumonoga なんでもnandemo辛tsuraいi
見miてte呉kuれたかretaka 俺oreのno目meがしらgashira
浮雲ukigumoかすめるkasumeru ひとつぶのhitotsubuno雫shizukuをwo
タラップtarappuをwo 跳toんでnde下kudaりてrite
横抱yokodaきにkini おo前maeをwo
抱daいたままそこでitamamasokode 死shiにたいnitai気持kimochi
血chiはha燃moえるがeruga 人hitoはha嗤waraうぜuze
このままkonomama俺oreらはraha あきらめてakiramete行iくぜkuze