幼気な少女 歌詞 SAKANAMON ふりがな付

嗚呼ああ 色々いろいろ取々とりどりの街まち
僕ぼくは意地いじっ張ぱりの碌ろくで無なし
絶たえ間無まなく変かわり果はてる景色けしきが追おいやった迷惑めいわくの種たね

嗚呼ああ 色々いろいろ取々とりどりの野次やじ
こっちの気きも知しらずたらたらと
善よし悪あし決きめる浮世うきよの基軸きじくは乱暴らんぼうで内臓ないぞう煮にえ繰くり返かえる

何時なんじだって反骨はんこつを内うちに秘ひめ
嘘うそを盛もって場ばを凌しのぎ
大衆たいしゅうの冷ひややかな目め躱かわす

地位ちいも名誉めいよも所ところ縁無えんなし
置おいてけぼりの余あまり一いち
損得そんとくばっかの擦こすれた市場しじょう
ほっぽり出だされれば負まけの証あかし

抗あらがう声こえも荒あらぐ愛あいも君きみの趣味しゅみには合あわず
何故なぜなら
やいやいやいと野次やじ飛とばして
わぁわぁわぁと盛もり上あがれば笑わらう
君きみはまだまだ幼気いたいけな少女しょうじょ

嗚呼ああ 色々いろいろ取々とりどりの恥はじ
僕ぼくは傍目はためは負まけ犬いぬの人ひとで無なし
今いまは世よを偲しのぶ仮かりの姿すがただと言いい張はって自分じぶんを欺あざむく

世渡よわたり知しらずの僕ぼくが今世紀こんせいき輝かがやく術すべが無ないの一目瞭然いちもくりょうぜん
手てを差さし伸のべてくれるのは特殊とくしゅな感性かんせい持もつ貴方々あなたがただけ
十分じゅうぶん幸しあわせですが何なにか

抗あらがう声こえも荒あららぐ愛あいも君きみの趣味しゅみには合あわず
何故なぜなら
やいやいやいと煽あおっといて
わぁわぁわぁと叫さけべばほら燥はしゃぐ
君きみはまだまだ幼気いたいけな少女しょうじょ

無様ぶざまな僕ぼくの惨みじめな異議いぎも全すべて無駄むだだと気付きづく
だから
でんでんでんぐり返がえしして
ばいばいばいとさよならする日ひも近ちかいね

僕ぼくは些いささか願ねがう願ねがう
まだまだまだまだ幼気いたいけな少女しょうじょまで
幼気いたいけな少女しょうじょまで
痛いたい世よの症状しょうじょうまで