灼やけつく砂すなを散ちらして
大地だいちを鳴ならすのは
忘わすれかけた恵めぐみのスコール
幾千いくせんの鏃やじりを降ふり刺さす
稲妻いなずま 雲くもの狭間はざまで
途絶とだえず駆かけ巡めぐり
震ふるえながら伸のばした手ては
閃光せんこうに弾はじかれて
わたしが戦たたかい続つづけてきた
サバンナは小ちいさな箱庭はこにわ
遠とおくであざやかに羽はばたく音おと
気きづいたの あれはこのドアの向むこう
耐たえるものを叩たたきながら 降ふり注そそぐ雨あめと
芥ごみすべて飲のみ込こんで流ながれる大河おおかわ
荒あらぶる大地だいちは果はてしなく
風かぜが誘いざなう空そらへ
雨上あめあがりの草原そうげんには
陽射ひざしの中なか 跳はねるガゼル
ゼブラの群むれが導みちびく遥はるかな旅たびの途中とちゅうには
わたしの箱庭はこにわも続つづいてる
光ひかりの中なかで
ざわめく地平線ちへいせんから
聞きこえるあのメロディ
遠とおい記憶きおく 滾たぎる心こころ
新あたらしい陽ひが昇のぼる
大おおきなアカシアの樹きの下したで
夜明よあけを待まち続つづけ 泣ないた日ひ
たたんだ翼つばさを広ひろげた今いま
飛とび立たつわたしは
サバンナの疾風はやて
灼yaけつくketsuku砂sunaをwo散chiらしてrashite
大地daichiをwo鳴naらすのはrasunoha
忘wasuれかけたrekaketa恵meguみのminoスコsukoールru
幾千ikusenのno鏃yajiriをwo降fuりri刺saすsu
稲妻inazuma 雲kumoのno狭間hazamaでde
途絶todaえずezu駆kaけke巡meguりri
震furuえながらenagara伸noばしたbashita手teはha
閃光senkouにni弾hajiかれてkarete
わたしがwatashiga戦tatakaいi続tsuduけてきたketekita
サバンナsabannaはha小chiiさなsana箱庭hakoniwa
遠tooくであざやかにkudeazayakani羽haばたくbataku音oto
気kiづいたのduitano あれはこのarehakonoドアdoaのno向muこうkou
耐taえるものをerumonowo叩tataきながらkinagara 降fuりri注sosoぐgu雨ameとto
芥gomiすべてsubete飲noみmi込koんでnde流nagaれるreru大河ookawa
荒araぶるburu大地daichiはha果haてしなくteshinaku
風kazeがga誘izanaうu空soraへhe
雨上ameaがりのgarino草原sougenにはniha
陽射hizaしのshino中naka 跳haねるneruガゼルgazeru
ゼブラzeburaのno群muれがrega導michibiくku遥haruかなkana旅tabiのno途中tochuuにはniha
わたしのwatashino箱庭hakoniwaもmo続tsuduいてるiteru
光hikariのno中nakaでde
ざわめくzawameku地平線chiheisenからkara
聞kiこえるあのkoeruanoメロディmerodi
遠tooいi記憶kioku 滾tagiるru心kokoro
新ataraしいshii陽hiがga昇noboるru
大ooきなkinaアカシアakashiaのno樹kiのno下shitaでde
夜明yoaけをkewo待maちchi続tsuduけke 泣naいたita日hi
たたんだtatanda翼tsubasaをwo広hiroげたgeta今ima
飛toびbi立taつわたしはtsuwatashiha
サバンナsabannaのno疾風hayate