花はなも付つけない 実みも付つけぬ
草くさのこころで 生いきている
朝あさは朝露あさつゆ 夜よるは夜露よつゆ
男おとこいっぴき 演歌えんか草えんかぐさ
人ひとは一生いっしょう その肩かたに
義理ぎりと云いう名なの 荷にを背負せおう
錆さびた浮世うきよの しがらみに
酒さけをまた注そそぐ 演歌えんか草ぐさ
種たねも仕掛しかけも 無ないという
嘘うそを見抜みぬいて 何なんになる
ちゃちな正義せいぎじゃ 届とどかない
女おんなごころは 演歌えんか草ぐさ
愚痴ぐちと涙なみだの 棄すて場所ばしょを
探さがしあぐねて 日ひが暮くれた
今日きょうと同おんなじ 道端みちばたで
明日あすも揺ゆりらゆら 演歌えんか草ぐさ
花hanaもmo付tsuけないkenai 実miもmo付tsuけぬkenu
草kusaのこころでnokokorode 生iきているkiteiru
朝asaはha朝露asatsuyu 夜yoruはha夜露yotsuyu
男otokoいっぴきippiki 演歌enka草enkagusa
人hitoはha一生issyou そのsono肩kataにni
義理giriとto云iうu名naのno 荷niをwo背負seoうu
錆saびたbita浮世ukiyoのno しがらみにshigaramini
酒sakeをまたwomata注sosoぐgu 演歌enka草gusa
種taneもmo仕掛shikaけもkemo 無naいというitoiu
嘘usoをwo見抜minuいてite 何nanになるninaru
ちゃちなchachina正義seigiじゃja 届todoかないkanai
女onnaごころはgokoroha 演歌enka草gusa
愚痴guchiとto涙namidaのno 棄suてte場所basyoをwo
探sagaしあぐねてshiagunete 日hiがga暮kuれたreta
今日kyouとto同onnaじji 道端michibataでde
明日asuもmo揺yuriらゆらrayura 演歌enka草gusa