音おともなく降ふる雪ゆき 眠ねむる街まちを包つつむ
白銀しろがねに染そまる世界せかい
街まち外はずれの丘おかですべて見渡みわたすように
佇たたずむもみの木き 揺ゆれる
ずっとこの場所ばしょで僕ぼくらの日々ひびを
見みつめ続つづけてきたんだ
移うつり変かわってゆく時ときも人ひとも 誰だれよりも知しっている
僕ぼくの迷まよいも小ちいさな祈いのりも 閉とじ込こめた心こころさえも
隠かくせない
はるか高たかく目指めざし真まっ直すぐ伸のびる木きは
空そらと大地だいちの架かけ橋はし
それは神様かみさまに繋つながっている
とても大切たいせつな木きね…
街まちに伝つたわるやさしい伝承でんしょう 母ははが教おしえてくれた
ずっと前まえから誰だれもが願ねがいを抱かかえ訪おとずれる場所ばしょ
変かわらずに
幹みきに寄より添そい瞳めを閉とじれば 胸むねを満みたす木きの香かおり
いのちの息吹いぶき 身体からだをめぐって心こころ解ときはなっていく
僕ぼくの願ねがいを受うけとめるように
風かぜが枝葉えだはを揺ゆらした 雪ゆきの夜よる
音otoもなくmonaku降fuるru雪yuki 眠nemuるru街machiをwo包tsutsuむmu
白銀shiroganeにni染soまるmaru世界sekai
街machi外hazuれのreno丘okaですべてdesubete見渡miwataすようにsuyouni
佇tatazuむもみのmumomino木ki 揺yuれるreru
ずっとこのzuttokono場所basyoでde僕bokuらのrano日々hibiをwo
見miつめtsume続tsuduけてきたんだketekitanda
移utsuりri変kaわってゆくwatteyuku時tokiもmo人hitoもmo 誰dareよりもyorimo知shiっているtteiru
僕bokuのno迷mayoいもimo小chiiさなsana祈inoりもrimo 閉toじji込koめたmeta心kokoroさえもsaemo
隠kakuせないsenai
はるかharuka高takaくku目指mezaしshi真maっxtu直suぐgu伸noびるbiru木kiはha
空soraとto大地daichiのno架kaけke橋hashi
それはsoreha神様kamisamaにni繋tsunaがっているgatteiru
とてもtotemo大切taisetsuなna木kiねne…
街machiにni伝tsutaわるやさしいwaruyasashii伝承densyou 母hahaがga教oshiえてくれたetekureta
ずっとzutto前maeからkara誰dareもがmoga願negaいをiwo抱kakaえe訪otozuれるreru場所basyo
変kaわらずにwarazuni
幹mikiにni寄yoりri添soいi瞳meをwo閉toじればjireba 胸muneをwo満miたすtasu木kiのno香kaoりri
いのちのinochino息吹ibuki 身体karadaをめぐってwomegutte心kokoro解toきはなっていくkihanatteiku
僕bokuのno願negaいをiwo受uけとめるようにketomeruyouni
風kazeがga枝葉edahaをwo揺yuらしたrashita 雪yukiのno夜yoru