柊 歌詞 LOST IN TIME ふりがな付

渇かわき出だした喉のど 遠とおざかる過去かこ
望のぞまない朝あさにため息いきを少すこし

形かたちにならず 空そらまわる言葉ことば
並ならんで歩あるいた すれ違ちがう思おもい出でと

どれだけ強つよがって 訳わけを探さがしても
此処ここにもないことは 知しってしまったんだよ
背中せなかに焼やき付ついた 罪つみのせいだろうか
昨日きのうを捨すてる事ことが出来できない僕ぼくは
不意ふいに強つよくなる風かぜに 目めを閉とじる

丸まるめた背中せなかを 突つき刺さす月つきが
色褪いろあせぬ夜よるに 映うつし出だした影かげ

姿すがたも見みせず 気きまぐれな心こころ
情なさけないくらい 秒針びょうしんは速はやくなる

幼おさなかった自分じぶんを ようやく見みつけた
もう君きみの残像ざんぞうに 悩なやみはしないんだよ
背中せなかに焼やき付ついた 罪つみのせいだろうか
付つき纏まとう過去形かこけいに 成なす術すべもないまま

不意ふいに過すぎるさよならに きっと
少すこし安心あんしんしながら 僕ぼくは耳みみを塞ふさぐ

柊ひいらぎが小ちいさく揺ゆれている

柊ひいらぎが