ラストオーダー 歌詞 伊藤静 ふりがな付

歌うたのない音おとにまぎれて 鼓動こどうだけ響ひびいてる
何回なんかいも待まち合あわせした この店みせも最後さいごかな

今日きょうと昨日きのうの狭間はざまで 大おおきく変かわった未来みらい
グラスの氷こおりがとける頃ころ
あなたを待まつことをやめる ただ

しずかに笑わらってさよならを
こんなことは はじめてじゃないから
ふたりでいるのにさみしいなんて
バカな恋こい やっと終おわれる
そして私わたしはただの女おんなになる
いつかのように
「あぁ、これでよかった」
夢ゆめをみてしまう前まえに

ぬくもりに包つつまれたあと なにも言いわない二人ふたり
簡単かんたんに口くちにはしない それが大人おとなの証拠しょうこ

「じゃぁね」
次つぎの約束やくそくを一度いちどもしなかった理由りゆう
ちょうどいい距離きょりを探さがしては
哀かなしいほど愛あいしてしまうから

どんなにどんなに 思おもっても
私わたしたちは背中合せなかあわせの恋こい
誰だれにも知しられずひっそりとはじまって
終おわる運命うんめい
祈いのりのようにあなたを呼よぶ声こえも
もう届とどかない
あぁ、たしかなことは すべては過去かこの出来事できごと

目隠めかくしをはずすように光ひかる 夜よるの街並まちなみ
まぶしくて泣なけてきた
ホントはずっと 一緒いっしょにいたかった あぁ

あなたが好すきだと言いっていた
よわい私わたし 私わたしはきらい やだ
ふたりでいるのにさみしいなんて
バカな恋こい やっと終おわれる
そして私わたしはただの女おんなになる
いつかのように
「あぁ、これでよかった」
夢ゆめをみてしまう前まえに