遠とおく東ひがしの野のに ありありと「ことの終おわり」知しらされ
きみ 行いく道みちの果はて 移うつろう春はるの目め 翼つばさ繕つくろえば ひとり
さめやらぬは ささやき ゆびさき ゆめのあと
君子くんしのきみ 何処どこ 勇ゆう無なきなり いつでも情こころは泣なき濡ぬれた
残花ざんかを貫つらぬいて 脱兎だっとのように去さり行いく
足音あしおと 遠とおざかる
昨夜ゆうべ 想おもいを遂とげた 終おわりが来くること 感かんじつつ ふたりはただ
くるおしくて あやなる あやまち ひとしれず
人知じんち超こえるごとき 後あと侮あなどりとは呼よべない 目め映まばゆい悦よろこびも
慙愧ざんきに耐たえがたく 蒸気じょうきのように移うつろう
くちびる噛かみしめた
忘わすれないよ 啼なきかたを 甘あまく喉のどを震ふるわせる
忘わすれないよ 想おもい出でに変かわれば また楽たのしからず
陽炎かぎろいの水絵みずえの具ぐは 滑すべるように辿たどり着ついて
変かわるものなど無ないと霞かすみをかけるけど
君子くんしのきみ 何処どこ 勇ゆう無なきなり いつでも情こころは泣なき濡ぬれた
残花ざんかを貫つらぬいて 脱兎だっとのように去さり行いく
足音あしおと 遠とおざかる
人知じんち超こえるごとき 後侮こうかいとは呼よべない 目映まばゆい悦よろこびも
慙愧ざんきに耐たえがたく 蒸気じょうきのように移うつろう
くちびる噛かみしめた
忘わすれないで 短みじかくも 甘あまく胸むねを震ふるわせた
忘わすれないで 露つゆと消きえるならば また寂さびしからず
遠tooくku東higashiのno野noにni ありありとariarito「ことのkotono終oわりwari」知shiらされrasare
きみkimi 行iくku道michiのno果haてte 移utsuろうrou春haruのno目me 翼tsubasa繕tsukuroえばeba ひとりhitori
さめやらぬはsameyaranuha ささやきsasayaki ゆびさきyubisaki ゆめのあとyumenoato
君子kunshiのきみnokimi 何処doko 勇yuu無naきなりkinari いつでもitsudemo情kokoroはha泣naきki濡nuれたreta
残花zankaをwo貫tsuranuいてite 脱兎dattoのようにnoyouni去saりri行iくku
足音ashioto 遠tooざかるzakaru
昨夜yuube 想omoいをiwo遂toげたgeta 終oわりがwariga来kuることrukoto 感kanじつつjitsutsu ふたりはただfutarihatada
くるおしくてkuruoshikute あやなるayanaru あやまちayamachi ひとしれずhitoshirezu
人知jinchi超koえるごときerugotoki 後ato侮anadoriとはtoha呼yoべないbenai 目me映mabayuいi悦yorokoびもbimo
慙愧zankiにni耐taえがたくegataku 蒸気joukiのようにnoyouni移utsuろうrou
くちびるkuchibiru噛kaみしめたmishimeta
忘wasuれないよrenaiyo 啼naきかたをkikatawo 甘amaくku喉nodoをwo震furuわせるwaseru
忘wasuれないよrenaiyo 想omoいi出deにni変kaわればwareba またmata楽tanoしからずshikarazu
陽炎kagiroiのno水絵mizueのno具guはha 滑subeるようにruyouni辿tadoりri着tsuいてite
変kaわるものなどwarumononado無naいとito霞kasumiをかけるけどwokakerukedo
君子kunshiのきみnokimi 何処doko 勇yuu無naきなりkinari いつでもitsudemo情kokoroはha泣naきki濡nuれたreta
残花zankaをwo貫tsuranuいてite 脱兎dattoのようにnoyouni去saりri行iくku
足音ashioto 遠tooざかるzakaru
人知jinchi超koえるごときerugotoki 後侮koukaiとはtoha呼yoべないbenai 目映mabayuいi悦yorokoびもbimo
慙愧zankiにni耐taえがたくegataku 蒸気joukiのようにnoyouni移utsuろうrou
くちびるkuchibiru噛kaみしめたmishimeta
忘wasuれないでrenaide 短mijikaくもkumo 甘amaくku胸muneをwo震furuわせたwaseta
忘wasuれないでrenaide 露tsuyuとto消kiえるならばerunaraba またmata寂sabiしからずshikarazu