時雨の森 歌詞 坂本美雨 ふりがな付

何処どこまでも歩あるいた 時雨しぐれの森もりを
時ときに秘ひめた記憶きおく 探さがし求もとめて
遠とおく響ひびく声こえ 今いまでも聞きこえてる

いつの日ひか貴方あなたも 消きえてゆくなら
共ともに過すごした時ときも 霧きりに紛まぎれた
涙なみだ乾かわいてく 傷跡きずあと 消きえてゆく

窓まどからの景色けしき 時ときが変かえてしまうこと
恐おそれぬように手放てばなした、愛いとしいものこそを。

いつまでも歩あるいた 時雨しぐれの森もりを
貴方あなたを想おもう度たびに 涙なみだ 流ながれた
遠とおく響ひびく声こえ 今いまでも聞きこえてる

窓まどからの景色けしき 時ときが変かえてしまうこと
恐おそれぬように手放てばなした、愛いとしいものこそを。

「離はなれないように。」
願ねがいさえ 手放てばなすこと 覚おぼえ始はじめたその手てを握にぎりしめ、あたためて。