忘わすれ去さられたベンチの上うえに
真赤まっかな夕陽ゆうひがのびてくる
黄色きいろく変かわったポプラの枝えだを
ただ秋風あきかぜがなでてゆく
愛あいの言葉ことばを交かわした人ひとも
うとうと昼寝ひるねをしていた人ひとも
誰だれもいない 誰だれもいない
忘わすれ去さられたベンチの上うえに
読よみ棄すてられた新聞紙しんぶんし
ただ何なんとなく読よむ気きもせずに
見上みあげた空そらのいわし雲ぐも
誰だれかを待まっているようで
流ながれてゆくのも悲かなしそう
誰だれもいない 誰だれもいない
忘わすれ去さられたベンチの上うえに
あなたを待まっている私わたし
忘わすれ去さられたベンチのように
一人ひとりぼっちは恐こわいから
早はやくあなたが来こなければ
季節きせつが変かわってしまいそう
肩かたが寒さむい 肩かたが寒さむい
肩かたが寒さむい 肩かたが寒さむい
忘wasuれre去saられたraretaベンチbenchiのno上ueにni
真赤makkaなna夕陽yuuhiがのびてくるganobitekuru
黄色kiiroくku変kaわったwattaポプラpopuraのno枝edaをwo
ただtada秋風akikazeがなでてゆくganadeteyuku
愛aiのno言葉kotobaをwo交kaわしたwashita人hitoもmo
うとうとutouto昼寝hiruneをしていたwoshiteita人hitoもmo
誰dareもいないmoinai 誰dareもいないmoinai
忘wasuれre去saられたraretaベンチbenchiのno上ueにni
読yoみmi棄suてられたterareta新聞紙shinbunshi
ただtada何nanとなくtonaku読yoむmu気kiもせずにmosezuni
見上miaげたgeta空soraのいわしnoiwashi雲gumo
誰dareかをkawo待maっているようでtteiruyoude
流nagaれてゆくのもreteyukunomo悲kanaしそうshisou
誰dareもいないmoinai 誰dareもいないmoinai
忘wasuれre去saられたraretaベンチbenchiのno上ueにni
あなたをanatawo待maっているtteiru私watashi
忘wasuれre去saられたraretaベンチbenchiのようにnoyouni
一人hitoriぼっちはbotchiha恐kowaいからikara
早hayaくあなたがkuanataga来koなければnakereba
季節kisetsuがga変kaわってしまいそうwatteshimaisou
肩kataがga寒samuいi 肩kataがga寒samuいi
肩kataがga寒samuいi 肩kataがga寒samuいi