私わたしは今いまも変かわらずに
会社勤かいしゃづとめの毎日まいにちです
服ふくを着きがえていそいそと
家路いえじを急いそぐ人ひとの群むれに
まぎれて一人ひとり帰かえる道みちすがら
白しろい封筒ふうとうを買かいました
たいした意味いみなどないけれど
あなたがくれた一枚いちまいの
燃もえてた頃ころの手紙てがみだけ
机つくえの隅すみに入いれたまま
今夜こんやはペンをとりました
書かき終おえた便びんせんの追伸ついしんに
「今いまでも私わたしは」......と書かけなくて
そっと破やぶいて捨すてました
真夜中まよなかに一人ひとり吹ふく口笛くちぶえを
叱しかってくれる人ひともなく
五度目ごどめの冬ふゆが過すぎました
私watashiはha今imaもmo変kawaらずにrazuni
会社勤kaisyadutoめのmeno毎日mainichiですdesu
服fukuをwo着kiがえていそいそとgaeteisoisoto
家路iejiをwo急isoぐgu人hitoのno群muれにreni
まぎれてmagirete一人hitori帰kaeるru道michiすがらsugara
白shiroいi封筒fuutouをwo買kaいましたimashita
たいしたtaishita意味imiなどないけれどnadonaikeredo
あなたがくれたanatagakureta一枚ichimaiのno
燃moえてたeteta頃koroのno手紙tegamiだけdake
机tsukueのno隅sumiにni入iれたままretamama
今夜konyaはhaペンpenをとりましたwotorimashita
書kaきki終oえたeta便binせんのsenno追伸tsuishinにni
「今imaでもdemo私watashiはha」......とto書kaけなくてkenakute
そっとsotto破yabuいてite捨suてましたtemashita
真夜中mayonakaにni一人hitori吹fuくku口笛kuchibueをwo
叱shikaってくれるttekureru人hitoもなくmonaku
五度目godomeのno冬fuyuがga過suぎましたgimashita