お前まえがものを言いわぬ物ものならば
壊こわして それを直なおし また壊こわして
何度なんども痛いたみを与あたえられるのに
間抜まぬけな穴あなのように口元くちもとには
微笑ほほえみ 異常いじょうな程ほど毒どくを含ふくむ
かつて「奪うばわれた」記憶きおくが
風化ふうかして消きえ去さったら
何事なにごとも無ないように許ゆるしてしまいそうなのが
なにより怖こわい
この目めから見みえる世界せかいが常つねと違ちがったとて
それでいいのさ かまわない
この先さきがただ独ひとりでも
薄うすら寒さむいその存在そんざいの全すべてを否定ひていしよう
汚よごれた願ねがい叶かなうなら
俗ぞくを断たち切きり鬼おににもなろう
唾液だえきにまみれた言葉ことばは
中身なかみのない屁理屈へりくつ
息いきをするかのように次々つぎつぎと生うみ出だされて
それらは意味いみなど成なさない
空虚くうきょなただの「音おと」だ
独ひとり舞台ぶたいの進化しんか
オマエは気付きづいているのか
それとも否いなか
この目めから見みえる 世界せかいが常つねと違ちがったとて
それでいいのさ かまわない
この先さきがただ独ひとりでも
薄うすら寒さむいその存在そんざいを何度なんども否定ひていしよう
寄よせては返かえす 血ちの臭におい
漂ただようここは 羅刹らせつの庭にわ
おo前maeがものをgamonowo言iわぬwanu物monoならばnaraba
壊kowaしてshite それをsorewo直naoしshi またmata壊kowaしてshite
何度nandoもmo痛itaみをmiwo与ataえられるのにerarerunoni
間抜manuけなkena穴anaのようにnoyouni口元kuchimotoにはniha
微笑hohoeみmi 異常ijouなna程hodo毒dokuをwo含fukuむmu
かつてkatsute「奪ubaわれたwareta」記憶kiokuがga
風化fuukaしてshite消kiえe去saったらttara
何事nanigotoもmo無naいようにiyouni許yuruしてしまいそうなのがshiteshimaisounanoga
なによりnaniyori怖kowaいi
このkono目meからkara見miえるeru世界sekaiがga常tsuneとto違chigaったとてttatote
それでいいのさsoredeiinosa かまわないkamawanai
このkono先sakiがただgatada独hitoりでもridemo
薄usuらra寒samuいそのisono存在sonzaiのno全subeてをtewo否定hiteiしようshiyou
汚yogoれたreta願negaいi叶kanaうならunara
俗zokuをwo断taちchi切kiりri鬼oniにもなろうnimonarou
唾液daekiにまみれたnimamireta言葉kotobaはha
中身nakamiのないnonai屁理屈herikutsu
息ikiをするかのようにwosurukanoyouni次々tsugitsugiとto生uみmi出daされてsarete
それらはsoreraha意味imiなどnado成naさないsanai
空虚kuukyoなただのnatadano「音oto」だda
独hitoりri舞台butaiのno進化shinka
オマエomaeはha気付kiduいているのかiteirunoka
それともsoretomo否inaかka
このkono目meからkara見miえるeru 世界sekaiがga常tsuneとto違chigaったとてttatote
それでいいのさsoredeiinosa かまわないkamawanai
このkono先sakiがただgatada独hitoりでもridemo
薄usuらra寒samuいそのisono存在sonzaiをwo何度nandoもmo否定hiteiしようshiyou
寄yoせてはseteha返kaeすsu 血chiのno臭nioいi
漂tadayoうここはukokoha 羅刹rasetsuのno庭niwa