地平の灯り 歌詞 小椋佳 ふりがな付

朝あさから風かぜ 昼ひるなお嵐あらし 夜よるは更さらに雨あめ
打うたれ 騙だまされ 謀はかられ
明日あしたの命いのち 知しれぬ旅たびよ
負まけ犬いぬに 岩がん礫れき 砂塵さじん 荒あれ野のを舞まう
無情むじょう非情ひじょうの 時ときよ せめて
健気けなげに咲さく つわぶきの
露つゆに映うつせよ 微かすかでも 地平ちへいのほの灯あかり

朝あさから槍やり 昼ひるなお刃は 夜よるは更さらに弓ゆみ
追おわれ 狙ねらわれ 欺あざむかれ
魔界まかい街道かいどう 闇やみの旅たびよ
負まければ死し 勝かつ度たびの 孤独こどく 重おもく深ふかく
無情むじょう非情ひじょうの 人ひとの 世よにも
まこと心こころ 消けすまいと
眦まなじり 上あげよ 辛かろうじて 灯あかりさす地平ちへいへ

無情むじょう非情ひじょうを 未まだ 知しらぬ
つぶらな眼めを 汚よごすまい
命いのちよ 挑いどめ ひたすらに 遠とおい夢ゆめのありか
地平ちへいの灯あかり